日干からみたとき
「どういう性質を持つか」を表す通変星が
全部で10種類あります。
10種類はそれぞれさらに5グループに分かれます。
①自星じせい ⇒比肩ひけん・劫財ごうざい
②洩星ろうせい⇒食神しょくじん・傷官しょうかん
③財星ざいせい⇒偏財へんざい・正財せいざい
④官星かんせい⇒偏官へんかん・正官せいかん
⑤印星いんせい⇒偏印へんいん・印綬いんじゅ
今回は、命式内に印星グループの
【印綬(いんじゅ)】が
天干の通変星にある場合です。
印綬いんじゅとは
印綬は日干(日柱の天干)を生みだす五行のうち、
陰陽の違う干がある場合に該当します。
<木のグループ>
甲⇒癸がある場合 乙⇒壬がある場合
<火のグループ>
丙⇒乙がある場合 丁⇒甲がある場合
<土のグループ>
戊⇒丁がある場合 己⇒丙がある場合
<金のグループ>
庚⇒己がある場合 辛⇒戊がある場合
<水のグループ>
壬⇒辛がある場合 癸⇒庚がある場合
ご自分の命式を調べる場合は
(マジックワンズさんのサイトより)
こちらの命式は、印綬がありません。
① 年柱の天干(⇒一番右)にある場合
生家が由緒ある家であるか、
文学・歴史に縁があったり
教員の家庭のこともあります。
② 月柱の天干(⇒の右から2つめ)にある場合
見た目は優しくおっとりした印象を与えます。
女性であれば母性的な感じの人に映ります。
精神的に満足できる仕事としては
(ただし収入に即結びつくとは限らない)
由緒あるものや歴史のあるものに関連する仕事、
文章に関すること、教える仕事(教師)、など。
印綬は母性でもあるので
保育士なども向いています。
知識欲が旺盛ともいえますね。
またここは父親を表す位置になり、
次のパターンが考えられます。
・父親が優しくてどちらかというと母親的な感じ
または
・母親が父親的存在になっている
(シングルマザーもこれに該当するかな)
この場合はもし父親がいても、存在感が薄い
ということもあります。
③ 時柱の天干(⇒の一番左)にある場合
この人の子供は優しくておっとりしたタイプ
であることが多いです。
時柱は世代でいうと晩年を表していて、
印綬は知性の星であるため
この人自身が年齢を重ねると
勉強をしたくなったり
文学や歴史物に興味が出ることがあります。
今回も読んでいただき、ありがとうございます![本](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/240.gif)
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