今回は、冲(ちゅう)について
書いてみたいと思います。
特徴として
「衝突・不和・破壊などの現象」を
あらわしていて不安定で揺れている状態。
・人間関係でもめやすい
・良さが出づらい
などがあります。
冲の組み合わせ(6パターン)
冲(ちゅう)は地支同士によって成立し、
その組み合わせが決まっています。
・子と午
・丑と未
・寅と申
・卯と酉
・辰と戌
・巳と亥
時計回りで十二支を並べた時に、
正反対の真向かいに来るのがこの組み合わせ。
冲(ちゅう)のレベル
強:寅と申/巳と亥
中:子と午/卯と酉
弱:丑と未/辰と戌
とこのような感じです。
弱は土の地支同士になるので
剋がなく、他の組み合わせに
比べてダメージが軽減されます。
命式にある場合
年柱 辛丑(蔵干:己) 正官・正財・冠帯
月柱 戊戌(蔵干:戊) 偏財・正財・養
日柱 甲辰(蔵干:戊) 正財・衰
時柱 壬申(蔵干:庚) 偏印・偏官・絶
(※蔵干とは、地支(丑とか申)の中にある
干のことです)
上記の命式は月柱と日柱で『辰戌の冲』が
あります(天干も剋なので、天戦地冲でもある)
※ちなみに月支と日支の冲とは
月支(自分)と日支(配偶者)がもめやすい
命式に冲を持つ人は
自分自身の人間関係にも注意が必要です。
1人の時間が必要な人なので、
周囲ができる対策としては
「ずっと一緒にいない」ことです。
放っておいてあげること。
冲のダメージが軽減される場合
冲はあまりよくない現象ですが
条件によってはダメージを少なくできます。
軽減するには、冲をつくる地支が
関係するような現象が他にもあれば良い。
・年柱に卯がある(うさぎ年生まれ)
⇒年と月で卯戌の支合
・年柱に辰がある(たつ年生まれ)
⇒冲が2つになる(朋冲ほうちゅうという)
分散されるから意味がやわらぐ
・子ねの大運、年運、月運などが巡ると
『申子辰さるねたつ』といって、水が強くなる
三合会局が成立することがあります。
※上に出てきた朋冲ほうちゅうは
冲の現象自体がやわらぎますが、
命式の本人は少し神経質になったりします。
( 冲は揺れ動く現象なので、あっちもこっちもで
常に動いている状態)
他には
冲の組み合わせの地支が空亡である、
というのもあります。
一般的には、空亡というと
良くないイメージが先行していますが
その地支の役割を半減させる、と
いうことがあって
良い役割をしている地支にとっては
ありがた迷惑な現象ですが、
逆転の発想をすると
冲のようなダメージに対しても
半減してくれるということで
冲自体の影響が少なくなります。
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今回も読んでいただき、ありがとうございます
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