四柱推命での十干別の性格について、自分自身をあらわす日柱からざっくりとみています。
今回は、壬(みずのえ) の方です。
壬(みずのえ)というのは水の五行で、海や大河 に形容されます。
壬(みずのえ)の人は包容力があり、水だけあって物事を上手に流すことができます。
見かけは柔らかさがありますが、内面に強さがあります。
通変星の劫財と似ていますね。
楽観的でおおらかではありますが、悪い面が出ると洪水のように押し流す強引さが出ることがあり、注意が必要です。
壬(みずのえ)の季節は冬
壬(みずのえ)は木火土金水(もっかどごんすい)の陰陽五行説でいう水の陽で、季節は冬です。
壬(みずのえ)の人は、五行周流といって、水が停滞せずに流れるように、五行全て揃うのが特に理想的とされています。
☆冬(亥子丑月)生まれの場合
生まれ月の後押しを特に受けて、木が大地に根を張れるように、「根(=芯)がある」強い人です。
芯が通っていてご自分の意志や価値観をしっかりと持っていますが、その水量で周りを押し流してしまわないように気をつけましょうね。
命式に戊があれば、堤防となり抑えることができます。
☆冬以外の生まれで、命式内の地支に亥子丑がある場合
一応季節の要素があり、「根(=芯)がある」ことになるのでそれなりに強いです。
ただしもし月柱が夏(巳午未)月生まれだと、水は暑さで乾いてしまう現象となり、それほど強くありません。
もし月柱以外の地支が3つとも亥子丑ひとつずつで構成されていれば、水が強くなるのでバランスは取れるかな?
☆どちらにもあてはまらない場合
他の天干に壬(みずのえ)があればそれなりに強くはなりますが、水かさが増して水流が強くなるようなものなので、1つだけが望ましいです。
癸(みずのと)があれば助けにはなりますが、大河に雨で助ける程度なので、少し弱いですね・・
水の五行がなくても、金の五行があれば、水を生んでくれる存在なので助けになります。
人間関係でいえば、親が助けてくれる人ということになります(自力では難しい)。
どれもない場合は、流されることで逆に色々なことが決まっていくので『時の流れに身をまかせ』る方が良いかもしれません。
(中途半端に頑張ると辛くなってしまう)
「根(=芯)がない」場合とは、「言うことがコロコロと変わる」「押しに弱い」「自分の意見を言えない」という傾向があり、水の五行であれば特に「流されやすい」となります。
命式内の他の五行にもよる
以上ざっくりとお伝えしましたが
命式の日柱以外にどの五行があるか・多いか等によって、日干に及ぼす影響もそれぞれ変わってきます(それを言ったら身も蓋もないのですが)
そのため、上記のことが全てあてはまるわけではありませんが、このような傾向が出やすいとされていますので、参考にしてください。
今回も読んでいただき、ありがとうございます
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