四柱推命での十干別の性格について、
自分自身を表す日柱からざっくりとみています。
今回は、庚(かのえ) の方です。
庚(かのえ)というのは金の五行で
鋼鉄・刀かたな に形容されます。
庚(かのえ)の人は刀のように
剛毅で鋭くはっきりと物を言う人が多いです。
一般的には、剋を受けるとしんどいのですが
刀は火で鍛練されてその真価を発揮するように、
打たれ強い面もあります。
打たれ強いというか、頑張ってしまうのですね。
頑張り屋さんで頼み事をされやすく
お人好しな一面もあり
騙されやすい点もあります。
庚(かのえ)の季節は秋
庚(かのえ)は
木火土金水(もっかどごんすい)の陰陽五行説でいう
金の陽で、季節は秋になります。
十干で一番強い干は一応
丙(ひのえ)とされていますが
秋の庚(かのえ)もかなり強い干です。
なんといっても季節が応援していますから。
☆秋(申酉戌月)生まれの場合
生まれ月の後押しを特に受けて、強い人です。
芯が通っていてご自分の意志や価値観をしっかりと
持っておりそれを周囲に伝えることも出来ます。
刀やハサミである庚(かのえ) が強いということは、「切れ味が鋭い」ということ。
つまり言い方がキツくなりやすいので
ご注意くださいね。
☆秋以外の生まれで
命式内の地支に申酉戌がある場合
一応季節の要素があり
「根(=芯)がある」ことになるので
それなりに強いです。
ただし申の場合は、子があると水に変化するため
もし他にも水があれば、少し弱くなります。
戌の場合は、午があると火に変化するため
少し弱くなることと、外面と内面が変わります。
☆どちらにもあてはまらない場合
他の天干に庚(かのえ)があれば
それなりに強くはなりますが、
それ以外では良くない影響を受けるため
弱くなります。
「根(=芯)がない」場合
「言うことがコロコロと変わる」
「押しに弱い」「自分の意見を言えない」
という傾向があります。
庚(かのえ)の人は
ハッキリとした物言いをしますが
「根(=芯)がない」場合だと
強さが上手く出ず、キャンキャンと
懸命に吠える小型犬といった感じでしょうか。
命式内の他の五行にもよる
以上ざっくりとお伝えしましたが
命式の日柱以外にどの五行があるか
または多いか等によって
日干に及ぼす影響もそれぞれ変わってきます
(それを言ったら身も蓋もないのですが)
そのため、上記のことが全て
あてはまるわけではありませんが、
あくまでもこのような傾向が出やすいという
感じで参考にしてください。
今回も読んでいただき、ありがとうございます
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