四柱推命での十干別の性格について、自分自身をあらわす日干からざっくりとみています。
今回は、甲(きのえ) の方です。
甲(きのえ)というのは1本の大木をさします。
大木なので上を目指して伸びますから目標があると頑張れます。
その分上昇志向も強く、大木は一度折れると元に戻るのに時間を要するため、一旦挫折すると立ち直るのに時間がかかります。
寄りかかられても大丈夫なので、頼られやすい人であり、大なり小なり自分が所属する組織でトップに立ちやすいです。
上を目指すという特徴から、まっすぐで正義感が強く、一旦こう!となると脇目もふらずに進みます。
甲(きのえ)の季節は春
甲(きのえ)は木火土金水(もっかどごんすい)の陰陽五行説でいう木の陽で、季節は春です。
☆2月(寅)3月(卯)4月(辰)生まれの方
季節の後押しを特に受けているため、大木が根をしっかり張れることができます。
寅月卯月の場合は、根を張るための土が命式内にあるのが望ましいです。
性格でいうと、芯が通っていてご自分の意志や価値観を揺るがずに持っています。
甲(きのえ)の方は春生まれというだけで身旺の命式になるので、他に命式内に木がなくても大丈夫です(むしろ木があると、我が強くなってしまう傾向があり)。
☆春以外の生まれで、命式内の地支に寅卯辰がある場合
一応「根(=芯)がある」ことになるので、ご自分の意思・価値観はしっかり持っています。
☆春以外の生まれで、命式内の地支に寅卯辰がない場合
亥か未が月柱にあれば、蔵干の中に甲(きのえ)または乙(きのと)が含まれるため、弱いけれど「根(=芯)がある」といえます(年柱・時柱だとさらに弱い)。
☆どれもあてはまらない場合
天干部分に木【甲(きのえ)または乙(きのと)】があるかないかで変わります。
・木があれば甲(きのえ)の性格は出やすくなります。
・木がなくて、水【壬(みずのえ)または癸(みずのと)】があれば親の助けがありますが、逆に水が多いと頭でっかちになりがちです。
さらに【壬(みずのえ)=大量の水】が多いと、木は流されてしまいます。
(→この場合は命式内に土があれば良い)
・木も水もない場合は、甲(きのえ)の性格はかなり出にくくなります。
(本質としては持っているけど、そうは見えない)
甲(きのえ)の性格に当てはまらない場合はこの可能性もあります。
「根(=芯)がない」場合というのは、周りに流されやすく、意見がころころ変わることがあります(価値観がぶれやすい、押しに弱い)。
命式内の他の五行にもよる
以上ざっくりとお伝えしましたが
命式の日柱以外にどの五行があるか・多いか等によって、日干に及ぼす影響もそれぞれ変わってきます(それを言ったら身も蓋もないのですが)
そのため、上記のことが全てあてはまるわけではありませんが、このような傾向が出やすいとされていますので、参考にしてください。
今回も読んでいただき、ありがとうございます
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