私は宇宙人(エイリアン)諸星ヒカル。都下にある某大学で食品関連の講師をしながら、この惑星を調査している。現場に行くことが大事なので、スーパーでアルバイトを始めた。最近は米に注目している。古米の価格に比べ、今年採れた新米の値段が高い。消費者はどちらがよいか迷っているようだ。片腕となるモノリスは私を時空に縛られることなく必要な環境に移動させてくれる。

 ここでは食品に関するレポートを取り上げている。今回は基本五味のひとつである塩味がテーマである。基本的に、塩味はミネラルのシグナルである。味覚が生じるのは味蕾上の酸味受容体の中心をNa+が通過することによる(上図)。

 

 4000年ほど前の縄文時代後期、現在の茨城県で製塩土器がつくられるようになる。ただし、それでつくることのできる塩はわずかだった。時が経ち、中国から塩蔵技術が伝わってくる。日本の「大宝律令」(AD701年)に醤院(ひしおつかさ)の記載があり、ここで草醤(くさびしお)、魚醤(うおびしお)、肉醤(ししびしお)、穀醤(こくびしお)が造られていた。

 

 塩分摂取について、現状は20歳以上の男性で10.9g、女性で9.3gである。これは摂りすぎであり、目標として男性7.5g未満・女性6.5g未満が水腫されている。栄養成分に関して、減塩が喫緊の課題になっている。

 電気(エレキソルト)を用いると減塩が可能になることが確かめられた。これを用いると1.5倍塩味を強く感じることができるという。

1)電気の力で塩味増強 https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2405/20/news112.html

*シンパロディ:減塩刑事

 筆者はモノリスを使って、この世界と並行して存在するパラレルワールドに行くことができる。永井豪氏のまぼろしパンティに登場する「油酢利松太郎」は、ちばてつや氏の「のたり松太郎」のパロディである。これらに沿った面白い例を紹介しよう。

 減塩刑事は塩分を摂りすぎていると現れる正義のヒーローである。エレキソルトのスプーンを渡して減塩を促すのである。