先日の本ブログにおいて、巨大節足動物園について知るした。これは十分実現可能と考えており、集客力もある。今回提案したいのは、タイトルの「カンブリア爆発動物園」である。

 

 カンブリア(大)爆発は、古生代カンブリア紀(5億4200万年~5億3000万年前)の間に突然、今日見られる動物の「門」が出そろった現象をさす。この呼称は多くの研究者によって用いられてきている。化石記録から見られる現象であり、実際には古生代初期の単一の長期放射ともされる。

 

 古くから、カンブリア紀とそれ以前との間の化石の差については謎とされてきた。カンブリア紀の地層からは、各種サンゴや貝類、腕足類、三葉虫などが認められる。数は多くないものの、多細胞動物として高度に分化した動物が見いだされ。ただし、それ以前の地層からは動物化石がほとんど見つからないのである。

 

 先カンブリア時代の化石からその時代に様々な大型生物が存在した。しかし、エディアカラ生物群に見るように、それらが必ずしも先祖的多細胞動物には見えないのである。それらを現在の生物とはまったく異なる系統のものと考える説がある。それらを現在の動物につながるものと見なしたにせよ、カンブリア紀の多様性とは似つかない存在なのである。

 

 その後の分子遺伝学の進歩から遺伝子の爆発的多様化はカンブリア爆発のおよそ3億年前に起こっていることが判明している。すなわち、カンブリア初期に短期間に大進化が起こったわけではないことが明らかになった。カンブリア爆発は「化石記録の」爆発的多様化であることが分かった。眼の誕生もこの時期である。

 

 地球全体が氷河に覆われたスノーボールアースが過去数回存在した。この間」の地理的な隔離の間、捕食と捕食から逃れるかの観点から多細胞生物は多様性を形成した。これがエディアカラ生物群やバージェス動物群のような多様性を形成した。スノーボールアース終結からカンブリア爆発まで、少なくとも3200万年も経過している。その間、全地球的な捕食と被捕食の生存競争が発展したと考えられる。

 

 捕食者として、アノマロカリスはカンブリア紀の動物として飛び抜けて大型の種を含む。知られる全身化石標本はいずれもやや小型の個体(17.4 cm)で、大型個体(38 cm)も含まれる。このアノマロカリスはロボットが造られている。水中を泳ぐため工夫が必要だったに違いない。水底をうごめく三葉虫やハルキゲニア、アルシュアイアは容易に作ることができるだろう。

 

 これらを見せる水槽がタイトルの「カンブリア爆発動物園」である。モニターだけであれば低コストで実現できる。巨大節足動物園に併設してもよいだろう。

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