帰路にJR三鷹駅を使うことがある。この際、よく立ち寄る店がスーパー「三平ストア」である。目的の売り場は果物と魚介類だが、リーズナブルな価格が多い。前者ではブドウやイチゴを購入する。後者はいろいろだが、ウナギのかば焼き大が千円程度で出ていれば、ゲットする。中国産であっても気にしない。しばしば食べるものではないからである。あとは、ケースバイケースだが、先日タイの兜を発見し、購入した。最近、クレジットカードが使えるようになり、利便性が向上した。

 

 タイの兜であるが、以下のように調理した。

1.       うろこを丁寧に取り除き、霜降りをして水で洗い落す。

2.       続いて、ため水の中で残ったうろこや血合いなどをきれいに洗い落す。

3.       生姜を薄切りにしておき、調味料(麺つゆ2~3倍)を準備する。

4.       タイの頭は鍋に重ならないように並べる。

5.       生姜の薄切りと調味料100mlと水150~200mlを入れて中火にかける。

6.       沸いてきたらまずアクをすくい取る。

7.       煮汁が少なくなってきたらスプーンなどを使って、煮汁を鯛に回しかける。

8.       煮汁に軽くとろみが出てくるくらいまで煮詰めれば完成。

 

 食べられる部分は限られるが、おいしくいただいた。この際、探していたものがある。タイの鯛(たいのたい)で、タイ中鯛(たいちゅうのたい)とも呼ばれる。タイに限らず、硬骨魚の肩帯の骨の一部である。主に胸鰭を動かす時に使われる骨で、実態は肩甲骨と烏口骨が繋がった状態で、えら付近にあるという。

 江戸時代の文献に上記の字が認められる。「めでたいタイの中でさらにめでたい形である」とされ、縁起物として喜ばれていた。ということなので、探したものの、発見できなかった。経験を積む必要がありそうだ。改めて、挑戦することにしよう。

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