大豆を主原料にした麺が存在する。小麦を使用しない場合はグルテンフリーになり、低糖質で高たんぱくといった特徴がある。一つの例が、100%九州産大豆でつくられた万能麺「九州まーめん」である。豊富なたんぱく質と大豆の栄養がたっぷり詰まっている。

 

 具体的な数値はたんぱく質15g(1食分)で、糖質5g(同)である。グルテンフリーで、つなぎやかん水は使用していない。どんな麺料理にも相性がバッチリで、アレンジも自由なので、低糖質ダイエットや健康食を楽しく彩ることができる。

 

 キッコーマンで販売している大豆麺は大豆を50%ブレンドした高たんぱく・低糖質な麺である。数値はたんぱく質19g(1食分)、糖質21g(糖質40%オフ、対乾燥うどん) と、たんぱく質は九州まーめんより高い。ただし、小麦を使っているため、アレルギーのある方は要注意である。

 

 特徴は簡単に調理ができる点にある。生姜かきたまスープ、汁なし担々麺、あんかけ焼きそば、えび塩焼きそば、濃厚ボロネーゼ、かきたまチゲ風の麺料理がすぐできるようにスープやソースが添付されている。

 

 業務スーパーでは中華料理で使われている大豆でできたヘルシー麺豆腐革麺(豆腐干糸)を販売している。硬く絞った豆腐からできている麺である。意外とクセもなく、好きな味付けで喫食できるのでダイエット中も続けられる。

 

 見た目は普通のラーメンの麺のように見えるが、食感が全く異なっている。モチモチとはしておらず、ゴワゴワ感があるため、人によっては嫌われる可能性がある。冷凍コーナーで売られているので見つけたらトライしてはいかがだろうか。おすすめのアレンジは焼きそばである。

 

 上記の麺以外にも、エンドウ豆やひよこ豆+玄米、蒟蒻で作った麺、米粉の麺なども存在する。高たんぱく、アレルギー、カロリー制限など、目的に応じて選択することができる。よい時代になったといえそうである。

*食品なんでも相談所 横山技術士事務所

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