今回コエンザイムQ10がテーマである。
*初級:コエンザイムQ10が多く存在する細胞内小器官は次のどれか。
1) ゴルジ体、2) リソソーム、 3) ミトコンドリア
*中級:コエンザイムQ10に関する次の記述について、誤りが含まれるものはどれか。
1) 体内にあるサビの原因「活性酸素」を取り除くはたらきをサポートする。このはたらきにより、身体の老化・生活習慣病を予防する効果があると考えられている。
2) コエンザイムQ10の「コエンザイム(coenzyme)」は補酵素という意味で、アミノ酸等と同じように、私たちの身体を維持するうえで重要な健康成分の1つである。
3) ヒトの体内にはもともとコエンザイムQ10が存在するが、体内のコエンザイムQ10濃度は20代をピークに加齢とともに減少してしまう。
4) サトウキビやテンサイ等を原料にして、酵母を生育させコエンザイムQ10を抽出する方法が発酵法である。
5) 合成法で製造されるコエンザイムQ10は自然界のものとは違う構造(トランス体)をしているため、発酵法の方が純度と安全性が高い。
*上級:コエンザイムQ10を主剤とする製品を挙げよ。
正答
*初級:コエンザイムQ10が多く存在する細胞内小器官が問題である。
正答は3)のミトコンドリアである。体内では細胞の中の「発電所」といわれる器官で、サビの原因「活性酸素」を多く発生する場所でもある。
*中級:1)の記載は正しい。2)と3)の内容も問題はない。4)の発酵法の説明も間違いはない。
したがって、5)の合成法が正答になる。トランス体ではなくシス体になる。体質によっては動悸といった副作用が現れることがある。
*上級:コエンザイムQ10を主剤とする製品の例は以下のとおりである。
・アサヒ:ディアナチュラスタイル コエンザイムQ10
・KIRKLAND:カークランド コエンザイム Q10
・ネイチャーメイド:コエンザイムQ10
・DHC:コエンザイムQ10還元型【機能性表示食品】
・小林製薬:マルチビタミン ミネラル コエンザイムQ10
・リケン:還元型コエンザイムQ10
・カネカ:還元型コエンザイムQ10(犬・猫用)
*食品なんでも相談所 横山技術士事務所
*3頁目 発酵食品もの知り講座
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