南米E国北部のN村は5000人程度が居住している小さな村落である。この村から電話による連絡が入った。人々が次々と倒れているというのである。その連絡後、全く連絡が取れなくなった。村の役所や警察、病院、学校などどこに電話しても、だれも出る人がいないのである。E国は把握していなかったが、北米A国のL村と同じ状況である。E国首相の指示により飛行機を飛ばして、状況を確認した。異常が明らかで、広場で大勢の人々が倒れているのを発見した。

 中東はややこしい地域である。第1次世界大戦後、エゲレスが「三枚舌外交」を展開したことに端を発する。アランスと中東分割の密約を結び、キラブ人とヤダヤ人には国家建設を認めたのだ。アスラエルと周辺キラブ国家間の戦争が何度も繰り返されている。A国や欧州連合がアスラエルに、セ連がキラブ側に対し支援や武器を供給してきた。これらから、代理戦争の側面がないわけではない。それ以上に、この地域の利権や武器売買などの経済的な動機が重さを占めている。

 

 1948年から1985年までに大規模な戦争が5度起こり、それぞれ第1次~第5次に分類されている。その後も、2023年にもキラブ系ヒマスがアスラエルを攻撃して、多くの人々が犠牲になった。

 

 20XY年も前年からの戦闘が継続していた。時々は停戦調停が成立するのだが、どちらかがこれを破り再度戦闘が開始されるという状態だった。

 しかし、2月になって状況が大きく動くことになった。両方の軍人ともに大勢の病人が発生して戦闘をすることができなくなったのである。放置された戦車が、そこかしこに認められた。軍人たちだけでなく、戦闘で疲れ果てていた住民も同じ状況だった。住民たちは天を仰ぎ、神の救いを求めたのだった。

 

 この地域だけ見れば、正常な数値を超えた症例が地域や社会で発生していることを指すエピデミックの状態といえるだろう。ただし、世界全体を俯瞰すれば、パンデミックといえる状態に違いなかった。「世界的な規模で大流行すること」、「広い地域に高い罹病率で症状が発生し、大流行すること」を意味する言葉である。

 

 これからどうなののだろう。

*食品なんでも相談所 リンク→ 横山技術士事務所

*3頁目 発酵食品もの知り講座

*4頁目 大豆総合研究所

*中国ひとり歩記録 目次 中国ひとり歩記
*吉祥寺サバイバル 目次 吉祥寺サバイバル 

*働くヒト器官 目次 働くヒト器官