正月準備の一環として、多くのご家庭で、しめ縄を飾るだろう。このしめ縄は、お迎えする年神が依り憑く(よりつく)目標になる。年神は穀物神で、農作を守護する田の神である。同時に一年を守護し、家を守護する神でもある。鏡餅は年神の供え物になるので、イミテーションでは失礼になるだろう。

 しめ縄は一夜飾りを避けて、30日に飾っている。例年、100円ショップで入手してきたが、今回(2020年)は自作した(写真)。従来のしめ縄に比べ、飾りはシンプルである。それでも、手作り故に心がこもっている。外したのは、七草がゆの日1/7日である。本来はお焚き上げで処理するが、一般家庭では難しい。広げた新聞紙の上に置いて、清めの塩を振ってから包んだ。一般ごみとして、感謝の気持ちを添えて処理した。

 例年、野川自然の会1)では収穫祭を行ってきた。収穫した米を炊いておにぎりを作り、豚汁とともにいただくのである。豚汁名人が存在しており、大きな寸胴で作るのだ。野外で行うが、この味が絶品で毎年楽しみにしてきた。今年はコロナ禍のため、残念なことに中止となった。その代わりに、収穫した米の配布会を行った。

 この配布会の一環として、しめ縄を作成した。指導者は農家出身の方で、ワラ細工の書籍も上梓している。ザックリと作り方を記しておこう。
1. 予め水に浸しておいたワラを10本ほどずつ輪ゴムで束ねる。
2. 3束作り、根元から1/3の部分を輪ゴムで止める。
3. 2束をそれぞれ右巻きでねじった後、左巻きで合わせる。
4. 残りの1束を右巻きにねじり、左巻きで2本に巻きつける。
5. はみ出ているワラを切り取り、タコ糸で縛って輪を作る。
6. 飾りを添えて完成。

 細工用のワラは木づちでたたいて柔らかくしてから使用するのが一般的である。ただし、しめ縄の場合はたたかないという。年神が依り憑く対象をそのように扱っては失礼になるということだろう。材料をもう1セット保持しておいたので、孫と一緒に作成した。2回目だったので、より上手に作成できた。

 作年はコロナ禍の1年だったが、読書などで状況を楽しむことができた。2021年はコロナを克服して、自由を味わえる年になることを願っている。
1) 野川自然の会 https://nogawashizennokai.jimdofree.com/
・中国ひとり歩記(連載中)https://www.foodwatch.jp/category/strategy/walkinginchina/
・横山技術士事務所 https://yokoyama-food-enngineer.jimdosite.com/