タイトルには2つの意味がある。①文字通り、春をテーマにした歌、②性的なことを表現した歌、である。①の例として、「春の小川」「さくらさくら」「ちょうちょ」などの童謡があり、「春よ、来い」「春風」「春一番」といったヒット曲も挙げられる。

 

 本欄では、②をメインにして話を進めよう。大学に入ってバドミントン部に入部した。部で行われる飲み会ではこの②の歌が大量に歌われたものだ。タイトルとしては、「おっぴょ節」などがある。「おっぴょ節」の1番である。「一つ、一人でするのを センズリおそそと申します。お手がよごれます、おっぴょ」。8番は「八つ、山でするのを キャンプおそそと申します。サルがマネします、おっぴょ」となる。

 

 ポピュラーな歌に「ひとつ出たほいのよさほいのほーい」がある。「一人娘とやるときにゃ 親の承諾を得にゃならぬ」と続く。「結婚して、わしらの面倒も見てくれ」などと言われたら、なえてしまう。特別な美人なら別である。2番は「二人娘とやる時は 姉の方から せにゃならぬ」で、回復まで時間がかかる。

 

 これもよく歌われる。「正月や 承知で親も させたがる 娘もしたがる カルタとり」というのもある。5番は「5月とや 後家さんたまにはするがよい 夫の命日墓参り」である。7番も面白い。「七月や 質屋の娘は忙しい 入れたり出したり流したり」である。

 

 こんなのもある。「エンヤラヤノ エンヤラヤノ エンヤラヤノ エンヤラヤ エンヤラヤの声聞きゃ勇み立つ」。「娘十七八や ポストでござる 赤い顔して 入れさせる」と続く。「車掌でござる、奥へ奥へと入れさせる」というのもある。「娘十七八や 宿屋の障子 どこのどなたが 破るやら」もなるほどである。

 日立電気の春歌もある。「前を開いて さあお乗り 乗ったったところで チョイとしめられて 上へ下へと 上下する これが日立の エレベーター さぁ乗って乗って」というもので、「あなたのリンゴは 大きくて 僕のバナナは 小さいけれど 入れれば甘い 露が出る これが日立のジューサーさ さぁ入れて入れて」というのもある。「草を掻き分け 突き進む 土手のまわりで ちょいと一休み ぐいと押し出すその力 これが日立の ブルドーザー さぁ進め進め」はどうだろうか。

 

 まだ続く。「どんなに綺麗な 娘でも 服をはだけて 胸すり寄せて 瞳を閉じて 息止める これが日立の レントゲン ねぇ抱いて抱いて」もなかなか良い。「口を突き出し ヒィヒィ言って 上よ下へと 這いずり回り 隅から隅まで 吸い尽くす これが日立の クリーナー さぁ 吸って吸って」というのもある。なぜ日立だったのだろう。大阪の通天閣に欠かせない存在だったというのは筆者の考えである。

 

 春歌を歌って、羽目を外せるのは「若気の至り」といえる大学生でお仕舞である。社会人になったら、歌うわけにはいかないだろう。

*筆者HP https://yokoyama-food-enngineer.jimdosite.com/