今も新作が作られ続いている「猿の惑星」シリーズ

今年も、リブートされて新作が公開されていますが、まだ未見です。

ティム・バートンのリメイク版も、その後のリブートされたシリーズも、全部映画館で鑑賞しているシリーズです。
おじさん世代には「猿の惑星」には、やはり何か思い入れがあるんです。

原作のタイトルだから仕方がないのだけど、前のリブートのシリーズは、「猿の惑星になっていく地球」という感じでしたけど。

今回、私が紹介する「猿の惑星」は、1968年1作目です。
こちらも、シリーズになりました。全部で5作品。

私たち世代にとっての1作目「猿の惑星」は、かなり衝撃的な映画でしたからね。

リブート版「猿の惑星」を観ている若い世代の人たちは、1968年の第1作目を観たことがあるのかなあ?

やはり、オリジナルシリーズ、リメイク版、リブート版含めて全シリーズの中でも、1番よくできた映画ですからね。1作目は!
一度観たら絶対に忘れられない映画になりますからね。 

その後のSF映画を大きく変えてしまった歴史的な映画ですから!
「猿の惑星」がなかったら、「スター・ウォーズ」のチューバッカも違っていたもしれないですかも!

観たことある方は、わかりますよね。

もし、観たことがない人がいて、さらに奇跡的に、映画の内容を全く情報ゼロの人がいたら、是非観てください🙏
そして、情報は、今から先は、ネットなどで、私が今からお話しする情報以外は、いっさい見ないようにお願いしますね。

だから、私たちおじさんたちが、初めてこの映画初めて観た衝撃の気持ちを再現して楽しんでもらうために、ネタバレに気をつけて、お話ししますね。


まずは、簡単な作品データ
1968年/アメリカ
20世紀FOX映画/112分

公開は、アメリカで1968年4月3日ですが、何と日本公開が、4月13日なんですよ!超最短だったんですね!
今では、世界同時公開は、ネタバレ予防もあって、普通だけど、当時は、アメリカ公開から何ヶ月後とか、「スター・ウォーズ」みたいに翌年とかが、普通でしたからね。
映画が映画だけに、やはり、当時もネタバレがされる前に、早々と公開したんですかね。でも、当時は、そんな情報源は、なかったですけどね。

日本での興行収入は、2億8789万円で1968年の外国映画の第2位ですね!
(1位は「卒業」で3億443万円)
同じ1968年は「2001年宇宙の旅」も公開されているんです!
SF映画にとって歴史的なスゴイ年ですね!(こちらの興行収入は、2億6643万円で第4位)
「2001年宇宙の旅」についても、また別の機会にお話したいです。

1968年のキネマ旬報ベストテンの1位は「俺たちに明日はない」です!
アメリカン・ニューシネマの幕開け、スゴイ年です!
(5位に「2001年宇宙の旅」、)
「猿の惑星」は15位)

スタッフ
監督 フランクリン・J・シャフナー
(「パットン大戦車軍団」「パピヨン」)
脚本 マイケル・ウィルソン
   ロッド・サーリング
原作 ピエール・ブール
(フランスの小説家なんですね、他にも名作「戦場にかける橋」の原作者なんです。)
撮影 レオン・シャムロイ
音楽 ジェリー・ゴールドスミス
(「パットン大戦車軍団」「カサンドラ・クロス」「オーメン」「スター・トレック」)

キャスト
チャールトン・ヘストン
ロディ・マクドウォール
キム・ハンター

私が「猿の惑星」を初めて知ったのは、近所の友だちの家で、たまたま、置いてあって見た『少年マガジン』なんです。
⬇️当時の『少年マガジン』の表紙
です!スゴイでしょ!

小学1年なんで、まだ漫画は、読んでなかったけど、この表紙のインパクトは、気を引くでしょ!
(「あしたのジョー」「巨人の星」が連載中なんですね!)

巻頭に、「猿の惑星」の写真と説明が載っていて、わからないから、友だちのお兄さんに教えてもらいましたよ。
「サルのわくせい」!?サッパリ、意味がわからなかったけど、
🐒サルが、とにかく、たくさん出る映画なことは、わかったぐらいでしたけどね!
それも人間がサルを演じる映画なことも。
今で言うメイキング写真ですね、人がサルになるまでの様子の写真が載っていて、興味がありましたね!
だって、当時は怪獣ブームでしたから、感じは全く同じで、アメリカの怪獣映画だと思ったぐらい。
日本の怪獣は、着ぐるみだったからね、顔を猿にするのを見るのは、初めてだから。それも大量の猿人間たち。いったい、どんな怪獣映画なんだ?ですよ。

⬇️【当時の記事】

そして『月曜ロードショー』でテレビで初放送したんです。
(1973年12月24日クリスマスイブだったんだね!)

小学4年だったけど、翌日の学校では、男子生徒のほぼ全員が、昨夜見た「猿の惑星」の話しを、登校してから、休み時間の度に盛り上がってたんだよね。
今から思うと、思いっきり、ネタバレ話して盛り上がってるんだけど、全然、意味がわからない?

実は、私は、観てなかったんですよ(ToT)
全く話しに加われないんです。
悲しかったなあ~😭
あの時の孤独感は、今でも忘れませんよ(ToT)
私の両親は、全く映画には興味がなかったから、テレビの映画劇場を観たことが、なかったんですね。
私も、テレビで映画は、怪獣映画しか見なかったから、外国映画なんて全然興味なかったんですね。
だから、「猿の惑星」が放送されるのも知らなかったくらい。
ただ、かなり衝撃的な映画だったことは、充分わかったし、観たかったなあ~😭


テレビで「猿の惑星」を初めて観たのは、3作目の「新・猿の惑星」からなんですよ。

なんと、結局1作目は、社会人になってから、レーザーディスクで観たのが初めてだったんですよ。
(レーザーディスク?って何ですよね。またの機会にお話しますね)

面白い!面白い!やっと、小学生の頃のみんなの話しが、わかりましたよ。そりゃ、ビックリだよね。
小学生たち。
(幸い、社会人まで情報がなかったんですよ)


では、ホントに少しだけ、あらすじ

1972年に4人の宇宙飛行士が、6ヶ月の宇宙旅行をして地球に帰還の予定が、地球時間では、何と!2673年になってしまっていたことを知ります。
もう地球に帰っても、家族は、当然生きていない現実を確認して、宇宙船のカプセルに入って冬眠状態に入ります。
(クリストファー・ノーラン監督「インターステラー」みたいですね)
宇宙飛行士の船長が、チャールトン・ヘストンのテイラーです。
そして、冬眠中に宇宙船のトラブルで、ある惑星に不時着して、目が覚めます。
その惑星は、原始人のような言葉も話せない人間を支配する猿たちの星だったんです。
この辺で話し、やめときますね。

 
今回、久しぶりに観ましたよ!
(多分40年ぶり)
吹替版だったんだけど、テイラーのチャールトン・ヘストンの吹替と言えば、『銭形のとっつぁん』の納谷悟朗さん、懐かしい!
面白かったですよ!やっぱり。

でもね、今観ると、SF映画といっても、「スター・ウォーズ」前ですからね、派手な視覚効果満載の宇宙物語の派手な展開じゃないんです。
でも、やはり、猿の特殊メイクは、今見てもスゴイです。

この頃は、SF映画とは言え、アメリカでは「俺たちに明日はない」の時代ですからね。
SF映画のアメリカン・ニューシネマのメッセージ性が、感じるんですね。

そして、衝撃のラストシーンですよ!

どうですか?観てない人は、観たくなったでしょ。

昔観たおじさんたち、久しぶりに観直したくなったんじゃないですか?