どのような職種であれ、サービスを提供するにあたり必要不可欠なのが「接客」です。
しかし、一言で「接客」といっても職種などの形態によって様々な手法があります。
また、心地の良い接客となると受け取る側に大きく左右される部分が否めません。
現在某有名ホテルや某テーマパークの接客方法を書籍にしたものが数多く販売されています。
しかし、前述のように受け取り側に左右される部分が多いこともあり、
必ずしも超一流のホテルのような洗練された対応が万人受けするとは限りません。
接客の基本として
「常連のお客様のお名前を憶え、いらっしゃったときには名前をお呼びする」
と言われていますが、それを嫌がって足が遠くなる方もいらっしゃいます。
また、提供できるサービスを、自信をもってお勧めしていくことがサービス業として求められることです。
しかし、お勧めすることが、受け取り手にとって押しつけと感じられてしまえば
同じように足が遠のく要因となってしまいます。
接客を行う上で
上質なサービスを意識することも大切です。
それと同等以上に大切で、かつ難度が高いのが
受け取り手に対してこれくらいで大丈夫なのかと許される範囲を見極めることです。
提供する側だけでなく、受け取り側の立場も考え、
やり過ぎない「ちょうどいいサービス」の提供がホスピタリティの本質であると考えます。