東京エレクトロンホール宮城にて公演された「松竹大歌舞伎    松本幸四郎改め二代目松本白鸚  市川染五郎改め十代目松本幸四郎  襲名披露」(夜の部)に行ってまいりました好ハート星





●一、 松本幸四郎改め二代目松本白鸚  市川染五郎改め十代目松本幸四郎  襲名披露『口上』

 

●二、 双蝶々曲輪日記『引窓』

 

●三、 色彩間苅豆『かさね』





幕開きは「口上」からキラキラ
舞台中央に高麗屋さん親子、猿之助さんが居並びます音譜
白鸚さんが襲名に至ったいきさつを語り、「関係各位、とりわけ仙台の皆さまのお陰」と恒例のヨイショビックリマーク
満員の客席からさかんに降る「高麗屋!」の大向こうを受け、「益々芸道に精進いたします」と語る幸四郎さんキラキラ
襲名口上は、何度観ても嬉しい気持ちにさせられるものだと改めて思いました赤薔薇



続いて『双蝶々曲輪日記』から「引窓」キラキラ
幸四郎さんの十次兵衛、白鸚さんの濡髪、高麗蔵のお早、幸雀さんのお幸という配役本
幸四郎さんは、お父さまからも叔父さま(吉右衛門さん)からも教えを受けられたそうヒミツ
中でも流石だったのは白鸚さんの濡髪ビックリマーク
義太夫味に溢れ、しかも情味深い素晴らしい濡髪赤薔薇
十次兵衛のお縄を受けると言い張るも母に止められ、落ちることを承諾キラキラ
その時の目を閉じて一瞬の思い入れをするその際の表情が哀感に満ちて何とも切なく、胸を打たれましたヒミツドキドキ



打ち出しは『色彩間苅豆』、所謂「かさね」です本
猿之助さんのかさね、幸四郎さんの与右衛門
清元に延寿太夫・栄寿太夫親子キラキラ
まず幸四郎さんの与右衛門が悪の色気に溢れた、これぞ本役の与右衛門ビックリマーク
それに加えて花形の中でも踊り巧者、形もきっちり決まった観ていて惚れ惚れする様な役者ぶりでしたキラキラ
猿之助さんは口説きの部分などは真女形に比べて色気には欠けますが、その分騙されて殺される後半が圧巻注意
亡霊となって与右衛門を引き戻す場面でのその妄執の恐ろしさ、おどろおどろした迫力は凄みがあり、会場も息を呑んで見つめている雰囲気ガーン
連理引に翻弄される幸四郎さんの熱演共々、文句のつけ様のない「かさね」でありましたビックリマーク



これから東北、北海道、北陸を中心に回る興行ですキラキラ
未見の方には、是非必見と申し上げたいですヒミツ
白鸚さんの濡髪、そして「かさね」を観るだけでもお金を払う価値のある公演であると思いました赤薔薇
大変素晴らしいお時間でありました宝石白宝石白宝石白