2016/9/29(木) ウィーン滞在5日目
続きまして、ウィーン滞在最後の夜のお食事へと向かいました
ウィーン伝統料理の3大定番といえば、
“Tafelspitz(ターフェルシュピッツ)”
“Gulasch(グラーシュ)”
“Wiener Schnitzel(ウィンナー・シュニッツェル)”
でしょう
それぞれ市内の至る所でいただくことは出来ますが、なかでも評判の良いレストランに行ってみることに致しました
この夜はターフェルシュピッツの名店である、
PLACHUTTA(プラフッタ)さんにお邪魔させて頂きました
ランチタイムには近隣のビジネスマン、ディナータイムにはシックな装いの大人が集う、クラシックなウィーン料理の老舗レストラン。
プラフッタは現在ウィーン市内に6店舗ありますが、こちらが本店となります。
ウィーン3大料理の1つである【TAFELSPITZ(ターフェルシュピッツ)】が味わえるレストランとしては、最も高い知名度を誇ります!
【TAFELSPITZ(ターフェルシュピッツ)】とは時の皇帝フランツ・ヨーゼフ1世が好んで食べた料理で、いわゆる「牛肉の煮込み料理」です。
TAFELSPITZ(牛のおしりと太ももの一番上との間あたりの肉)を塊で何時間も煮込んで、その柔らかくなった肉をスライスしまして、リンゴに西洋わさびが入ったソースとSchnittlauchソース(白いクリーム状のハーブソースにチャイブが混ざったもの)をお肉にかけていただきます。
こちらウィーン名物であるターフェルシュピッツを味わうなら、是非一度はプラフッタを訪れたいところです!
店内は、派手さはありませんが上品でクラシカルな雰囲気。
通りに面したテラス席もありました。
お席数はかなり余裕がある感じでしたが、こちら本店は予約必須です!
ピークタイムには結構賑わっていましたが、その時間以外は落ち着いた空気が流れていました。
お料理は前述の通り、伝統的なウィーン料理がメインです。
その他、ツヴィーベルローストブラーテン、ウィンナー・シュニッツェル、ゲバッケネ・シャンピニオンetc..色々ありました。
『Ottakringer』
ウィーンを代表する地ビール。
オーストリアの航空会社で提供されているビールは、全てこのオタックリンガー。スッキリとした飲み口で、どんなお食事にも◎
ウィーン滞在中は毎日毎晩いただきました♡
『サラダ』
ボリュームたっぷりのグリーンサラダ。
レタスの下にポテトサラダ、キャロットラペ、上にはきゅうり、ミニトマト。箸休めにピッタリでした。
プラフッタでターフェルシュピッツを注文しますと、下のお写真のような感じで提供されます。
お鍋に入ったスープと牛肉、ポテト、2種類のソースと焦げ目が付いたカリカリに焼かれた黒パンです。
こちらが一番オーソドックスなセットになります。
銅製のオリジナルのお鍋。可愛い♡
この鍋の中には、柔らかく煮込まれたターフェルシュピッツと肩肉、その他2種類の牛肉と多くのお野菜が入っています。
プラフッタでは、たいてい係の方がすべてサーブしてくださいます。
まず最初にスープをいただきます。
初体験のターフェルシュピッツ♡
お味はいかがでしょう・・
このスープが素晴らしく美味しく、感動しました♡
一口目で目が覚めるような美味しさに驚きました!
白いものはKnochenmark(クノッヒェンマルク)、牛の骨髄です。
スープを口に入れた瞬間、コクのある美味しさが口いっぱいに広がりました。
このスープが本当に絶妙なお味で、メインディッシュへの期待が高まりました。
スープをいただいた後は、いよいよメインのお肉です。
こちらも係の方がサーブしてくださいました。
牛肉、ポテト、2種類のソースです。
何時間も煮込んでいますからお肉も大変に柔らかく、ソースとの相性もばっちりでした◎
とにかくお肉が大変に柔らかく・・そして、お肉自体にはあまりお味は付いていません。
そのためソースとの相性がぴったりでした。ウィーン料理の中では、結構軽めであると思います。
見た目は無骨ですが、このお肉が溶けるような口当たりでお味が染み染みで絶妙の味わい!
2種類のソースはどちらか片方を付けても、両方付けても、それぞれ違った風味が楽しめます。
ソースの他に定番の添え物として、カリカリに炒めたポテトやほうれん草のペースト(別注文)などがあります。
また、牛の骨髄の部分はどろっとしていて脂身が多いので、バターのようにパンに塗っていただくと2度美味しかったです。
ウィーン3大料理の中で、一番美味しかったです♡
ウィーンを訪れたら、是非一度は味わって頂きたいお料理です!
ウィーンはかつて帝国の都だったので、食文化も発達しています。
かつてのハプスブルク帝国時代にはヨーロッパの様々な地域を領土として持っていましたので、それぞれの地域の郷土料理がウィーンに集まって “ウィーン料理” が生まれてきました。
世界の街の名前が付けられて “~料理” といわれる街はあまりありません。
ウィーンは “ウィーン料理” というのが当たり前なのです。
オーストリア料理ともいわれますが、圧倒的に【ウィーン料理】が主流なのです。
さすが美味しいだけあり、この日も地元のお客さまをはじめ沢山の観光客で賑わっていました
自信を持っておススメさせて頂きます
そして前述の通り、
予約は必須です
この日も大変美味しゅうございました