9/20(土)続き





続きまして、RICHELIEU/リシュリュー翼に向かいましたメモ

★RICHELIEU/リシュリュー翼
リシュリュー翼の1階では、オリエント、メソポタミアといった古代の美術品、2階では中世~ルネサンス~19世紀の工芸品、3階ではフランドル、オランダなどの絵画を鑑賞出来ます。
モナ・リザなどを見た後で移動するなら、一旦ナポレオンホールに戻って、改めてリシュリュー翼入口から入り直すのが良いと思います。
興味深いものがたくさんあるエリアです。しかもそれほど混雑していないことが多く、ゆっくり鑑賞することが出来ます。
わたくし達は3階のフランドル・オランダ絵画を中心に廻りました。



『レースを編む女』(ヨハネス・フェルメール)
フェルメール晩年の作品(亡くなる5年ほど前)。
レース編みは、オランダ・デルフトでは伝統的な女性の仕事であることから、「レース編みをする女性」は、勤勉をあらわすテーマと考えられます。
フェルメール作品は全般的に小さめであることが多いのですが、中でもこの『レースを編む女』は、23.9×20.5cm と、最も小さい作品です。



クッションから台の上へ、流れ出したように見える赤い糸と白い糸が印象的です。 特に赤は、画面の中でひときわ目立っていて、まるで流れる血のようでした。
台の手前の方にある本は、聖書だと言われています。
晩年の作品である『レースを編む女』は全盛期の作品と比べ、やや質が下がるという評価があります。しかしそれでも、フェルメール最大の特徴である室内に差し込む淡い自然光の表現は活きていました。
小さな空間に人物と最小限のモチーフを配して、何気ない日常を切り取る術も、フェルメールの真骨頂であると思いました。





『縁なし帽子を被り、金の鎖を付けた自画像』(レンブラント・ファン・レイン)





『イーゼルの前の自画像』(レンブラント・ファン・レイン)





『バテシバ』(ウィレム・ドロスト)





『ダビデ王の手紙を手にしたバテシバの水浴』(レンブラント・ファン・レイン)





『ジプシー女』(フランス・ハルス)





『リュートを持つ道化師』(フランス・ハルス)





『牧草地の雄牛』(パウルス・ポッテル)





『陽射し』(ヤーコプ・ライスダール)





ビュジェの中庭/マルリーの中庭
自然採光の屋根を通して柔らかい陽射しが差し込む中庭に、
彫刻作品がゆったりと並べられていました。
作品群もさることながら、空間としてもとても心地良かったです。











『選帝侯ファルツ伯カール=ルードヴィッヒ1世とその弟の肖像』(アントン・ヴァン・ダイク)





『リナルドとアルミーダ』(アントン・ヴァン・ダイク)





『ウルカヌスの鍛冶場を訪れたビーナ』(アントン・ヴァン・ダイク)





『馬上のチャールズ1世』(アントン・ヴァン・ダイク)





『侯爵夫人ジェロニマ・スピノラ=ドリアの肖像』(アントン・ヴァン・ダイク)





『英国王チャールズ1世の肖像(1600‐1649)』(アントン・ヴァン・ダイク)





『女性の肖像』(アントン・ヴァン・ダイク)





『息子を持つ男の肖像』(アントン・ヴァン・ダイク)





『神々の評議会/マリーの統治』(ピーテル・パウル・ルーベンス)





『ケルメス(村祭り)』(ピーテル・パウル・ルーベンス)





『四輪馬車のあるエレーヌ・フールマン(1614‐1673)の肖像』(ピーテル・パウル・ルーベンス)





『エレーヌ・フォーメントと子供たち』(ピーテル・パウル・ルーベンス)







まだまだ続きますメモラブラブ