9/14(日)続き





世界有数のコンサートホール、コンセルトヘボウでクラシック鑑賞バイオリンおんぷ2をさせて頂いた後は、
わたくし達がアムステルダム滞在で一番楽しみにしていた
アムステルダム国立美術館へと向かいました好心










中世の時代から、オランダは優れた芸術家を多数輩出してきました星キラキラ
アムステルダムには、それらの名作を集めた必訪美術館や見所満載の博物館が林立していますアートビルサーチ


◆アムステルダム国立美術館
◆ファン・ゴッホ美術館
◆エルミタージュ美術館 アムステルダム別館
◆アムステルダム市立美術館
◆バッグ・ミュージアム ヘンド・リッキェ
◆国立オランダ海洋博物館
◆アムステルダム歴史博物館
◆ユダヤ歴史博物館
◆科学博物館(NEMO)etc.. 



レンブラントやフェルメール、ファン・ゴッホの世界的名画など、
世界中の芸術ファンを魅了してやまない大作が、アムステルダムには数え切れないほど点在しています注意
そんな巨匠たちの傑作を、この度じっくりと鑑賞させて頂いてまいりましたニコニコ音譜



アムステルダムを訪れたら、
先ずはオランダのナショナルミュージアム、アムステルダム国立美物館は見逃せません注意
街の中心部に位置する世界屈指のこの美術館は、オランダの芸術と歴史を物語る素晴らしい作品を多数所蔵していますアートキラキラ



1885年に開館したアムステルダム国立美術館は2013年4月、10年間にわたる大改修工事を終えて待望のリニューアルオープンを果たしましたひらめき電球
同館が所蔵する世界屈指の中世絵画の傑作は、各国の芸術ファンを魅了してやみません星キラキラ
建築家ピエール・カウペルスは、名高いレンブラントの『夜警』を、祭壇に据えるイメージで展示することを想定してこの美術館を設計し、壁画など内装デザインも自ら手掛けたそうですアートメモ



しかし、20世紀半ばの新しい芸術の流れを受けて全て塗りつぶされてしまいます叫び
先頃の改修工事では壁画や床装飾も再現され、カウペルスの意志が蘇ったそう合格
船舶の歴史を物語る物品や中世の富裕層の調度品も、絵画や彫刻と並べて展示王冠2王冠1指輪
このためタイムトラベルのようにオランダにまつわる歴史を一望出来るのも、新しくなった国立美術館の特徴であるそうです注意
美しいディスプレイやライブラリー、アトリウム等にも注目です目ひらめき電球




アトリウム






ライブラリー








壁画








名誉の間




名誉の間の先には、
レンブラントの『夜警』が早速お目見えしました目キラキラ
午後2時の時点で、国立美術館は世界中からのお客さまでいっぱいでした満注意






詳しい解説付きの日本語ガイドもあるので大丈夫ですOK






わたくし達は午後2時過ぎから閉館まで、
約4時間じっくりと見学させて頂きました合格
やはり狙い目は、朝一か閉館前辺りであると思います時計注意
名誉の間は、午後は大混雑でしたが・・満
午後5時を過ぎると一気にがらがらになり、もはや貸切状態に空注意













閉館時間ギリギリまでゆっくりと『夜警』を鑑賞することが出来て、ふたりとも大満足の見学となりましたラブラブ!ラブラブ
数多の美しいオランダ絵画に囲まれた時間は、
本当にわたくし達にとって幸せな時間でありましたドキドキドキドキ



それでは、このアムステルダム国立美術館の主な展示代表作品を簡単にご紹介させて頂きたいと思いますメモ




『夜警』(レンブラント・ファン・レイン)

オランダ絵画黄金期の傑作、レンブラント作『夜警』。
集団肖像画の最高傑作で、世界3大名画のうちの一つ。
フランス・バニング・コックを隊長とする市警備団の中隊を描いた(当時大流行した)集団肖像画であるが、このような集団肖像画の制作ではどの登場人物も平等に描かれるのが基本であるも、レンブラントは画面に動きをつけ、それまでになかった物語性の高い集団肖像画を描いた。
この作品を受け取った依頼者の多くは、顔が腕と重なっている等、不満を漏らしレンブラントの名声を失墜させたとされているも、これが発端となって画家の人生が破綻したという話は現在では否定的であり、物語性の高い作品自体は高評価を得ている。
また技法的にも現在レンブラント・ライトの名で今でも撮影などによく使われる、斜め上方からの光彩を用いるなど、画家独自の光の描き方が最もよく示される作品のひとつとして広く認知されている。
また本作は近年の修復作業によって昼を描いたものであることが判明し、画面を夜景に見せていた全体を覆う暗い黒色は、画面上に塗られたニスが変色した為である。
なお1980年代に本品が切り裂かれるという事件があるも、国の威信をかけ修復され、現在に至っている。













『聖パウロに扮した自画像』(レンブラント・ファン・レイン)





『織物商組合の見本調査官たち』(レンブラント・ファン・レイン)





『ユダヤの花嫁』(レンブラント・ファン・レイン)





『モンクの習慣にあるレンブラントの息子ティトゥス』(レンブラント・ファン・レイン)





『自画像』(レンブラント・ファン・レイン)





『ヤギとトビトとアンナ』(レンブラント・ファン・レイン)





『エレミヤはエルサレムの破壊を嘆き』(レンブラント・ファン・レイン)





『ヨハネス・ウーテンボハールトの肖像』(レンブラント・ファン・レイン)





『マリア・トリップの肖像』(レンブラント・ファン・レイン)





『ミュージカルカンパニー』(レンブラント・ファン・レイン)





『オリエンタルドレスの男性』(レンブラント・ファン・レイン)





『ファンタジーコスチュームの若い女性』(レンブラント・ファン・レイン)





『牛乳を注ぐ女』(ヨハネス・フェルメール)

フェルメールと言えばこの一枚と思われる方も多いはずです。
一見何の変哲もない絵です。
しかしこの何の変哲もないシーンを後世に名を残す「名作」に仕立てあげてしまった点に素晴らしさがあると思います。
普通の日常の一場面を描いて、ここまでの名作にしたのは後にも先にもフェルメールだけではないでしょうか。ありふれた日常のひとコマです。
こちらの視線など全く気にかけることなく牛乳を注ぐ行為に集中されています。
壁には何もかかっていません。でもよく観ると釘の痕や光のグラデなどがよく分かります。
窓の傍にかけられている籠と真鍮製の入れ物が作り出す「陰と光」。
その上には鏡がかけられています。そして、さりげなく足元に描かれたアンカとタイル。
ただ普通のキッチンの一場面をそのまま描いたのではこれだけの名作には成り得ません。
そこには数多くのフェルメールの魔法がかけられています。
一番有名なのは「テーブル」。
四角形のテーブルだとすると形が変ですね。でも違和感がない。
これを無理に四角形のテーブルにすると、絵のバランスが悪くなってしまいます。
それとやはり窓からの光。
光を壁の明暗でこれだけ自由に自然に、且つ正確に描ける事はやはりフェルメールマジックかなと思われます。







『手紙を読む青衣の女』(ヨハネス・フェルメール)

手紙を読む女性です。
どこか遠くにいる恋人か夫からの、待ちわびていた手紙を夢中で読む姿です。
手紙を受け取った瞬間の喜びと、なにが書いてあるか心配する気持ち。あわてて、誰もいない所へ駆けて行って、焦点の定まらない指で封を破り、ようやく中身を読む。
そんな背景が容易に想像出来ます。
女性の後ろの壁には世界地図がかけられています。これを見ても、手紙の差出人が遠くにいることが分かります。
とても心配そうな表情です。お腹には子供がいるのが見て取れます。
このようなことは、わたくし達のの日常にもよくあることではないでしょうか。待ちわびていたものが届いた時の喜び、それを見て、手に取った時の安心感。包みを開けるまでの、待ちきれないような気持ち。
この絵は、そんな瞬間を直接描いているわけではないのに、手紙を受け取るまでのわびしい、待ち焦がれている気持ち、受けとった時の喜び、そして手紙を開けてから読み終わるまでの不安と安心感、その全てを表しているような気がします。
17世紀のオランダは東インド会社設立とともに、貿易による繁栄を極めていました。多くの人々がお金持ちになり、中産階級となりました。ヨーロッパの国々の中でも、いちはやく市民社会を形成していったのが17世紀のオランダであったわけです。
この絵は当時繁栄のオランダにおいて、仕事に熱中する夫と帰りを待つ妻を表しているのかもしれません。
どこか日本でもありそうな状況であると思いました。







『小径』(ヨハネス・フェルメール)

17世紀オランダ絵画黄金期を代表する風俗画家ヨハネス・フェルメールが手がけた現存する2枚の風景画作品の内のひとつ『(デルフト)の小径』。
1654年デルフトの街で起こった火薬庫爆発事故を機に、画家が思い入れの強い街の情景を絵画内へ留めようと、街への敬愛を示した都市景観画のひとつであると推測される本作に描かれる場所の特定については、研究家スウィレンスが提唱したフォルデルスフラハト運河近くの旧養老院とする説が主流とされているも、異論も多く、現在も研究が続いている。
フェルメールと同じデルフト派のひとり、ピーテル・デ・ホーホの手がけた都市景観画に強い影響を受けていることが多くの研究者から指摘される本作では、左から洗濯をおこなう女、道端に座る二人の子供、戸口で針仕事をする老女が登場人物として描かれるが、いずれも当時の人々のありふれた日常生活の一場面を描いたものである。
また本作の制作年代については、煉瓦で使用される赤褐色や、それらを繋ぐ膠泥(モルタル)の白色、ポワンティエ(点綴法)、一部に見られる何層にも重ねられた厚塗り描写など『牛乳を注ぐ女』や『デルフトの眺望』で用いられた手法と同様の手法で描かれることから、同時期に手がけられたと推定されている。







『庭園の夫婦』(フランス・ハルス)





『ヘラルト・ビッケルの肖像』(バルトロメウス・ファン・デル・ヘルスト)





『アンドリウ・ビッケルの肖像』(バルトロメウス・ファン・デル・ヘルスト)





『ヘーレン運河のカーブ、アムステルダム』(ヘリット・ベルクヘイデ)





『ノヴァヤゼムリャ』





『ウィリアム·アンド·メアリーヘンリエッタスチュアートの記念ダブルポートレート』(ヴァン・ダイク)





『愉快な家族』(ヤン・ステーン)





『スケーターのいる冬景色』(ヘンドリック・アーフェルカンプ)





『ワイク・バイ・ドゥールステーデ近郊の風車のある風景』(ヤコブ・ファン・ライスダール)





『ドールハウス』







『フラワーピラミッド』





その2に続きますメモ