今日は血圧と食塩について。
 
高血圧って怖いですよね。初期は日常生活で自覚症状がなく進行してしまう。気づいたときには動脈硬化が進行してるなんてこともあるそうです。

これからの寒い時期は、お風呂からの出入りのときなんかは温度差があるので血圧が上がったりさがったりするので危険です。

高血圧は減塩をすれば血圧が下がると言われていますが、減塩をすれば健康を害するという矛盾が生じてしまうんです。
それでは、どうしたらいいのか?
答えは塩を変えることにあったんです。
塩は悪くない! 加工された塩もどきが悪いんだ。

血圧を上げる原因と対策は本文を読んでみてください!!
 

血圧とは?

血圧とは、心臓が血液を動脈に送り出すときの圧力のことです。血圧は常に変動しています。変動は大きく分けて次のような要因によって起こります。


●1日の変動……
血圧は、朝、起床時に大きく上がり、昼食時にピークに達します。夕方以降少しずつ低下し、睡眠時は最も低い状態で安定します。

●日常的な行動……
運動時はもちろん、食事や飲酒、入浴、トイレなど日常的な行動でも血圧が上がります。喫煙、ストレス、喜怒哀楽などの興奮状態でも上がります。

●環境……
寒暖の差が大きい(温度差10度以上)のときや季節の変わり目、冬の寒さによるストレスなどで血圧は上がります。冬のお風呂場など、冬場は体温をのがさないよう血管が収縮しやすいため、急激に血圧が上昇することもあります。


血圧の変動幅は、通常10~30mmHgです。
しかし、血圧の高い人や高齢者ほど、血管の弾力性がなく、血圧の上昇が起こりやすい傾向にあるので、十分な注意が必要です。

 

 

高血圧と低血圧

 
低血圧と低血圧症
 厳密には定義されていませんが、一般的に上の血圧が100m/hg以下の場合を、低血圧とよびます。しかし、血圧が低いこと自体は、病気ではありませんので、低血圧によって、治療を必要とする何らかの症状が現れると「低血圧症」という病名がつきます。低血圧症には、次の4つがあります。

1、本態性低血圧症
 低血圧を起こしている原因はわからないが、何らかの自覚症状があるもの。
 
2、症候性(二次性)低血圧症
 心臓疾患・内分泌系器官疾患・自律神経失調症といった他の疾患、また、降圧剤や向精神薬などの副作用が原因となって、低血圧が引き起こされるもの。それに伴って何らかの症状が起こる。この場合は、元の疾患の治療を行なう、薬剤の処方を変えるなどして、低血圧の改善をはかる。
 
3、起立性低血圧症
 急に立ち上がったときや、長時間立っているときなどに、自律神経による血圧の調整がうまく働かず、低血圧を生じ、それに伴って何らかの症状が起こるもの。
    
4、食事性低血圧症
 食事の際、胃と腸の血流が増え、全身への血流が減少し、急に低血圧となり、何らかの症状が起こるもの
 

低血圧症の症状と治療 

症状
 身体症状としては、めまい・立ちくらみ・頭痛・全身のだるさ・動惇・頻脈などがあり、ときに失神を起こす場合もあります。
 精神症状としては、朝の目覚めがよくない・起きられない・不安感・不眠・食欲不振などがあげられます。   

 
治療
 低血圧により、前述のような身体症状がみられる場合は、血圧を上げる薬やステロイド薬が、精神症状に対しては、抗不安薬や自律神経を整える薬などが処方されます。
 
生活改善
 日常生活を振り返ってみて、生活が不規則になっている場合は、早寝早起きをするなど、生活改善をはかります。また、リラックスすることを心がけ、一日のなかで、くつろげる時間を設けましょう。    


高血圧 
 低血圧と違い、高血圧(表1参照)は身体に様々な悪影響をおよぼし、生活習慣病を引き起こす引き金ともなります。  
 高血圧には、何らかの疾患が背景となって高血圧が起こる「症候性(二次性)高血圧」と、様々な因子が重なることで起こると考えられている「本態性高血圧」の二種類があります。 

 

 

 

降圧薬(高血圧に対するお薬)

心臓血管病の中でも狭心症、心筋梗塞、大動脈弁狭窄、大動脈瘤、大動脈解離、閉塞性動脈硬化症の原因は動脈硬化(動脈の血管壁が厚くなったり、硬くなったりして血液の流れが悪くなる症状のこと)がほとんどです。高血圧、糖尿病、高脂血症、肥満、喫煙などがあると動脈硬化が起こりやすくなるといわれています。心臓大血管手術の後も血圧が高いと心臓、血管への負担が高く再発の原因、人工弁機能不全の原因にもなります。

① 高血圧の治療について

 

生活習慣の改善と、薬物療法を組み合わせて行います。生活習慣の改善とは、肥満、塩分のとり過ぎ、運動不足、喫煙などの生活習慣を見直し、高血圧の重症度を進行させないためのものです。生活習慣の修正だけでは血圧が下がらない場合、薬物療法を併用します。薬物療法とは、降圧薬によって血圧を下げることです。これらをどう組み合わせてすすめて行くかは、医師と相談した上で決定されます。血圧の目標値は医師にご確認ください。

 

 

 

塩は体温を上げる=免疫機能向上

塩を控えすぎていませんか?
~予防医学から見る、減塩の弊害~

減塩は至難の業、 効果にも疑問が

高血圧の方は医師より減塩を必ず言われ、テレビをつければ「減塩醤油、出ました!」などのCMを聞かされ、誰しも減塩減塩と言い続けられれば、減塩した方が健康に良いと思い込まされてしまいます。現在、1日の食塩摂取量は10g以下が目標と言われており、味のしない食事を「美味しくない」と文句を言いながら、もそもそ食べておられることでしょう。味噌汁を一杯飲んだだけで約1〜2gの食塩摂取となれば、もはや汁物は不可能。漬け物はタクアン1枚でも0.5gですから、ご飯のお供は御法度となり、醤油などの調味料を使えばあっという間に10gは突破します。定食を外で食べれば、一人前で7〜8gは軽くいきます。

しかし、減塩について調べてみますと、この10gという数値に科学的な根拠はないのです。何となく決まったと言っても過言ではありません。昭和63年にアメリカ・シカゴにあるノースウエスタン医科大学のスタムラー医師が食塩摂取量と血圧の関係について厳密な調査を行った結果、「食塩摂取量と高血圧発症率との関係はないか、あっても弱い」という結論に達したのですが、この結果は表舞台に出てきませんでした。確かに高血圧で減塩すると血圧が下がる人もいるのですが、かなりの少数派です。

逆に、健康に悪いのでは?!

さらに減塩についていろいろと調べた結果、驚くべき事に塩分を控えることは健康とはまったく逆方向であることが解りました。まず、血液中のナトリウムが減ると、腎臓から血圧を上げるホルモンが分泌されるのです。これは、「標準生理学」(医学書院)という医学生の教科書に書いてありました。それ以外にも、さまざまな生活習慣病の悪化に結びつくような弊害ばかりがあるのです。頑張って減塩しても高血圧などの生活習慣病が改善しない方もおられると思いますが、是非とも塩加減を見直すことをお勧めします。

塩を控えすぎると ミネラル不足になる

減塩で問題となるのは、ミネラル不足になるということです。みなさんはミネラルという言葉はご存じでしょうが、具体的には塩の主成分のナトリウム、酸素を運搬する赤血球には鉄、骨や筋肉の収縮にカルシウム、その他にセレン、銅、亜鉛、マグネシウム、クロム、ヨウ素など、あるのかさえ解らないほど微量の元素を指します。

そんなものが無くても良いと思う方もおられますが、「ミネラル不足の中でも、とりわけ亜鉛不足は若い世代での味覚障害の増加と関係している」というのは有名なお話しです。このミネラル群はさまざまな代謝に深く関わっているのです。これは「基礎代謝」や「新陳代謝」といった言葉でみなさんにもおなじみの体内の化学反応すべてを指し、すべての反応に対してミネラルはビタミンと力を合わせ「補酵素」というアシスト役として働きます。

ミネラルが不足すれば代謝が滞り、特急列車が各駅停車になるようなものです。日本の鉄道網すべてがノロノロ運転になった状態を想像してみてください。大変、非効率的です。この大切なミネラル補給源の一つである塩をやみくもに減らしてはいけないのです。

精製塩は、ミネラルバランスが崩れた塩

ただし、ミネラルの補給源としておすすめするのは天然塩に限ります食卓塩と呼ばれる精製塩は、「塩化ナトリウム(NaCl)が99%以上」と表示されています。この高純度の精製物(塩以外も共通)が身体に取り入れられると、万病の元と言われる活性酸素が発生すると言われています。また、塩化ナトリウムしか無いため、体内でのミネラルバランスが大きく崩れてしまいます(ナトリウムと対をなすカリウムの存在が重要)。

このバランスが崩れれば、体内ではナトリウムを捨てたり、細胞からカリウムを引っ張り出したりと、てんてこ舞いになります。特に、「お値打ち価格」をうたっている外食産業はコスト削減のため、この安い精製塩を使う傾向にあるので注意が必要です。
 

ミネラルを補えるのは 体の組成に近い天然塩

それに対し、天然塩は塩化ナトリウムの他、カリウムを含むさまざまなミネラルからできています。この微量ミネラルがとても重要なのです。天然塩は精製塩と異なり、ミネラルバランスが既に整っているため、身体への負担はほとんどありません。

これでも納得できない方のためにダメ押しをしますが、我々医師が日常的に使うリンゲル液という点滴。これは血液の成分に合わせて作られています。この点滴を見る機会があれば、ぜひご覧ください。「塩化ナトリウム」という表示を見つけるのは容易なはずです。


ちなみに、当医院の某点滴500㎖には、塩化ナトリウムが3g入っています。入院すれば2〜4本、すなわち6〜12gの塩化ナトリウムが血液に直接入るのです。点滴の注意書きには、高血圧の「こ」の字も記載されておりません。医療現場ではなぜ、食事の塩を減らしているのに、点滴で塩を入れるのでしょうか?

 なぜ何ともないかは、点滴のミネラルバランスが整っているからなのです。海水、羊水、血液、点滴(リンゲル液)の組成は極めて似ているのです。そして、体内ではミネラルバランスを調節する優れた機能を持っています(心不全と腎不全を除く)。

結論としましては、「日常の食卓では天然塩をおいしく取り入れた方が健康的」だということです。

https://www.em-seikatsu.co.jp/em/power/detail.php?id=44

 

 

塩の種類

天然塩と精製塩は何が違う?

塩は大別して、精製された高純度のものと、天然塩(自然塩)と呼ばれるものがあります。

 

日本の天然塩は主に、海水を自然乾燥や平釜で煮詰め、濃縮を重ねて作る昔ながらの製法のもので、粒子がバラバラだったり、しっとりとしてたりします

 

精製塩は、原塩(主に輸入塩)を溶解し精製したもので、塩化ナトリウムが99.5%以上の高純度のもの、また海水からイオン交換膜透析法で塩の成分を濃縮する、塩化ナトリウム99%以上のもの(食塩)があり、これらはサラサラなのが特徴です。

 

精製塩は雑味がなく塩辛く感じるのに対し、天然塩の多くは塩味の中にほんのり甘味も感じられまろやかです。これは塩化カルシウム、塩化マグネシウム、塩化カリウムなどのミネラル分を含むため。ちなみに塩化カリウムは減塩醤油などにも使われています。

 

ただ単に減塩といっても塩を控えるだけではなく、塩の成分に着目して選ぶのもいいのではないでしょうか。

https://shokuiku-daijiten.com/mame/mame-1591/

 

 

 
高血圧、がんの原因 ナトリウム

ナトリウムが不足するとどうなるか

 ナトリウムは通常の食生活であれば欠乏することはありません。しかし、多量の発汗、激しい下痢の場合には欠乏し、疲労感、血液濃縮、食欲不振を起こします。近年の地球温暖化の影響による熱中症が問題になっていますが、熱中症対策としては、水分だけでなく適度な塩分の摂取は必要です。

ナトリウムの過剰摂取による問題

 現在の日本人の食生活では、摂取不足よりもむしろナトリウムの過剰摂取による高血圧やがんを主とする生活習慣病が問題となっています。日本高血圧学会高血圧治療ガイドライン(JSH2014)では、食塩摂取量として1日6g以下が推奨されています。また、腎臓に障害がある場合も、塩分の6g以下の塩分制限が必要です、しかし健康に特に問題のない高齢者の場合は、無理な減塩は食欲低下や脱水症状を起こすことがありますので、極端な塩分制限には注意が必要です。

 平成27年国民健康・栄養調査における食塩の1日の摂取量は平均すると9.7gでした。食品群別摂取量を見ると、6.5g(67.0%)は調味料からの摂取で、しょうゆ1.7g(17.5%)、味噌1.2g(12.3%)、塩1.3g(13.4%)、その他の調味料2.1g(21.6%)でした。

https://www.tyojyu.or.jp/net/kenkou-tyoju/eiyouso/mineral-na.html

 

 

食事の塩分を1日6g以下にする

食塩は塩化ナトリウムと呼ばれ、血圧を上げる原因はナトリウムの摂りすぎによるものです。

食塩を摂りすぎると血管内にナトリウムが増え、ナトリウムの濃度を減らす為『喉の乾き』により血液中に水分量が増え、血圧があがってしまうのです。

健康な人の1日の塩分の制限は1日10g未満ですが、高血圧の方は高血圧治療ガイドラインに合わせ1日の塩分量を6g未満にする事が推奨されています。

個人差はありますが、1日の塩分量を1g減らせば、血圧は1mmHg下がるとされており、血圧を2mmHg下げるだけでも心筋梗塞や動脈硬化の発症に差があります。

 

 

 

なぜ塩が重要か?
「塩=海の成分そのもの」
そして、
「人間の体=海が含まれる」

すなわち
「人間=塩が必要」

ということなのだ。実にシンプルで筋が通っている。

塩は海水を凝縮して作ることはさきに述べたけれど、では「人間の体=海が含まれる」というのはどういうことかというと、

①血液の塩分濃度は海水のそれとほぼ同じであるということ。
②生き物をつくる元素と海水が含む元素が極似しているということ。
③赤ちゃんが280日を過ごす羊水のミネラルバランスが海水と似ているということ。

生き物はみな海から進化したといわれているけれど、それは過去のことではなく、今もわたしたちの体には海が存在している。(これってすごい奇跡!)

わたしたちの体が海の同じミネラルで構成されているのなら、それらのミネラルなしで健康に生きていけるはずはない。

 

 

 

 

 

精製塩の摂取を減らす=減塩という表現が正しいですね。

実は僕も健康診断では血圧が高いと指摘を受けます。

私生活で特に問題もないので意識はしていませんでしたが、気になる人は気になりますよね。人工的に作られた調味料は摂取するのは控えたほうが良いですね。

 

 

原材料をみるときはご注意を

1)規約の対象になるもの (規約・規則第2条

一般消費者に販売される包装した食用塩です。次のような塩は規約の対象になりません。

  • 包装されていない塩,散塩
  • 塩化ナトリウム含有量が40%未満
  • 液体タイプ ... 水塩
  • 食品が混合された塩...ごましお,抹茶塩,塩こしょう
  • 工業用・融雪用・浄水器再生用 等

一括表記の書き方 (規約・規則第3条

  1. 名称は「塩」または「食塩」です。

  2. 原材料は、塩の製造に使用された「海水」、「海塩」、「岩塩」、「湖塩」、「天日塩」または「温泉水」の名称のいずれかが記載されます。原材料は生産工場に持ち込まれた原料の最初の状態を指します。 「海塩」とは海水を原料とした塩を工場の初期原料とした場合であり、天日塩の溶解再結晶では、「海塩」または「天日塩」となり、「海塩」と書くか「天日塩」と書くかは自由です。天日塩の原料は海水ですが、「海水」と書くことはできません。 塩の主原料に原料原産地を記載しますが、塩化ナトリウムを含む原材料を複数使用している場合はすべての原材料に原料原産地を記載します。(2018年の食品表示基準改正により、義務化されました。但し、2022年3月末日まで猶予期間があります。)

 

 

 

「サッポロ一番 塩ラーメン」大好きなんだけど、精製塩だよな~

美味しいんだけどな~

 

ほどほどにしておきますあせる

 

今日も最後まで読んでいただきありがとうございました。

次回もお楽しみにグー

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