パタヤの経済と発展の兆候
タイ有数のビーチリゾート・パタヤへ、投資用プレビルド物件(建築前コンドミニアム)を視察に行ってきました。今回は基本データと発展の兆候を紹介したいと思います。
バンコクの不動産物件に比べると、パタヤには安価でクオリティの高く、今後の発展が見込める魅力的な物件が多いのです。日本では5・6千万するような物件も350万円くらいからゴロゴロしてます。パタヤはもともと小さな漁村でしたが、米軍の保養地として開発が進み、今では欧米人の好きなモノは何でも揃うリゾートへと発展しました。
利便性もよく、将来的にはさらなる発展が見込まれます。バンコクから車で1.5時間(バスで2時間)程度、しかもビーチだけでなく、エンターテインメントや、最近ではショッピングスポットも急増しています。詳細は後ほど書きますが、エアポートリンク・BTSの延伸計画に加え、空港の拡張工事が進捗中です。特に後者でLCCの発着が出来れば、観光客数もさらに増加するでしょう。
<基本データ>
人口:約15万人(近隣地域を含めると、実際の居住者は約40万人と推定される。※タイでは、住民台帳のみの登録するため、正確な住民の人口統計の算出は不可能。)
年間観光客数:約550万人
産業:観光産業、工業(近隣に7つの工業団地が集積しています。)
<交通インフラ>
道路:国道3号線が南北に縦断、道路状況も良い。時間帯によって渋滞あり。
鉄道:月~金運行、1日1便。約100円と安価だが、便が少なく利用者は比較的少ない。
何故、パタヤなのか?
①アジアでも有数の国際リゾート
パタヤのイッティポン市長も観光客誘致に力を入れており、無料Wi-Fi網の整備や、空港拡張などのインフラ整備に注力しており、今後の見通しを以下のように語っています。
無料の公共サービスは現在の年間550万人の観光客数を7~10%増加させるだろう。観光客のおよそ7割は外国人だ。
出典:TTRウィークリー記事(2012年)
実際に街を歩いてみると、バンコク以上に欧米人が多いのが目に付きます。特に、目立つのはロシア人。街中にロシア語表記が溢れているほか、不動産物件のショールームでも、一定レベル以上の物件なら必ずロシア語を話す欧米人スタッフが受付にいるのです。パンフレットも「タイ語・英語・ロシア語」のラインナップ。これには、正直驚かされます。
②中国人とロシア人観光客が急増
2013年の1月~3月のタイ到着者数第1位は中国の396,895人で、なんと前年比で+99.68%と約2倍の伸びを示しました。
ロシア人について上記補足をすると、タイはビザなしで入国できる数少ない国。しかも極北ロシアからすれば、パタヤはまるでハワイのような楽園。その上、直行便もあり、年々来訪者が増加しています。また、ロシアも経済格差が激しい国で、外貨資産を作るために富豪がタイの物件を買うというのも納得できるのではないでしょうか?
③工業団地の存在
観光のイメージが強いパタヤですが、近隣に7つもの工業団地が存在します。イースタンシーボードやアマタシティーなどが外国からの投資により大きく発展し、それによる流入人口も増加。2011年の洪水でも全く被害を受けなかったことも、海外企業進出の決め手になっています。当然住居の需要も増加しており、パタヤの不動産価格も2011年から2012年にかけて4.5%近く上昇しているほどです。
④空港拡張計画
・パタヤから40分の立地にあるウタパオ国際空港。2012年12月から拡張を進めており、2013年6月には完成予定です。国際線の離発着便増加に備えるためと、発展が続く東部工業団地の輸送インフラ強化という側面もあります。先述しましたが、LCCの発着が始まれば、観光客数増は必至です。
⑤高速鉄道、BTSの延伸計画
・エアポートレールから延長される路線が敷設される計画が上がっています。バンサレー手前にパタヤ駅を設置し、スワンナプーム空港-チョンブリ駅-パタヤ駅を結ぶ高速鉄道案です。実現すれば、パタヤに来訪する外国人観光客は確実に増えるでしょう。
・バンコク市内からのBTS延伸計画もあります。こちらが実現すれば、タイ人の観光客が増える要因になります。既に高速道路の整備が終わり、タイ人観光客は増加傾向にありますが、さらに拍車がかかるというわけです。早ければ、2017年ごろ開通の見込みです。
⑥その他発展要因
・アンバサダーホテルにあるカジノ(現在は非公認の秘め事です)、今後公認されればこれも発展の大きな原動力に。
・ナージョムティエンに巨大ウォーターテーマパーク、「ラーマヤーナ・ウォーターパーク」が2014年に開園予定。
パタヤの課題
交通インフラの整備
現行のインフラは道路、鉄道、飛行機の3種。今後、さらに大きく発展することを想定するなら、交通インフラの強化は必須です。とはいえ、先に述べた空港の拡大工事、エアポートリンク・BTSの延伸が完成すれば、成長は言わずもがなでしょう。
ACTION PLAN
不動産投資で考えれば、発展前の今が好機です。当然、現段階での課題はあります。しかし、中長期の投資で考えれば、インフラ整備後の不動産価格上昇は20%や30%では収まらないでしょう。「何故、パタヤなのか?」の項で触れた、①~⑥までの要因がその理由です。バンコクもそうですが、日々タイの不動産価格は上昇しています。
「不動産投資を考えているのなら、今動き始めるべき」
パタヤを実際に見て、情報収集をした感想は、上の一言に尽きます。
あ、これ、ただのコピペね。w
タイ有数のビーチリゾート・パタヤへ、投資用プレビルド物件(建築前コンドミニアム)を視察に行ってきました。今回は基本データと発展の兆候を紹介したいと思います。
バンコクの不動産物件に比べると、パタヤには安価でクオリティの高く、今後の発展が見込める魅力的な物件が多いのです。日本では5・6千万するような物件も350万円くらいからゴロゴロしてます。パタヤはもともと小さな漁村でしたが、米軍の保養地として開発が進み、今では欧米人の好きなモノは何でも揃うリゾートへと発展しました。
利便性もよく、将来的にはさらなる発展が見込まれます。バンコクから車で1.5時間(バスで2時間)程度、しかもビーチだけでなく、エンターテインメントや、最近ではショッピングスポットも急増しています。詳細は後ほど書きますが、エアポートリンク・BTSの延伸計画に加え、空港の拡張工事が進捗中です。特に後者でLCCの発着が出来れば、観光客数もさらに増加するでしょう。
<基本データ>
人口:約15万人(近隣地域を含めると、実際の居住者は約40万人と推定される。※タイでは、住民台帳のみの登録するため、正確な住民の人口統計の算出は不可能。)
年間観光客数:約550万人
産業:観光産業、工業(近隣に7つの工業団地が集積しています。)
<交通インフラ>
道路:国道3号線が南北に縦断、道路状況も良い。時間帯によって渋滞あり。
鉄道:月~金運行、1日1便。約100円と安価だが、便が少なく利用者は比較的少ない。
何故、パタヤなのか?
①アジアでも有数の国際リゾート
パタヤのイッティポン市長も観光客誘致に力を入れており、無料Wi-Fi網の整備や、空港拡張などのインフラ整備に注力しており、今後の見通しを以下のように語っています。
無料の公共サービスは現在の年間550万人の観光客数を7~10%増加させるだろう。観光客のおよそ7割は外国人だ。
出典:TTRウィークリー記事(2012年)
実際に街を歩いてみると、バンコク以上に欧米人が多いのが目に付きます。特に、目立つのはロシア人。街中にロシア語表記が溢れているほか、不動産物件のショールームでも、一定レベル以上の物件なら必ずロシア語を話す欧米人スタッフが受付にいるのです。パンフレットも「タイ語・英語・ロシア語」のラインナップ。これには、正直驚かされます。
②中国人とロシア人観光客が急増
2013年の1月~3月のタイ到着者数第1位は中国の396,895人で、なんと前年比で+99.68%と約2倍の伸びを示しました。
ロシア人について上記補足をすると、タイはビザなしで入国できる数少ない国。しかも極北ロシアからすれば、パタヤはまるでハワイのような楽園。その上、直行便もあり、年々来訪者が増加しています。また、ロシアも経済格差が激しい国で、外貨資産を作るために富豪がタイの物件を買うというのも納得できるのではないでしょうか?
③工業団地の存在
観光のイメージが強いパタヤですが、近隣に7つもの工業団地が存在します。イースタンシーボードやアマタシティーなどが外国からの投資により大きく発展し、それによる流入人口も増加。2011年の洪水でも全く被害を受けなかったことも、海外企業進出の決め手になっています。当然住居の需要も増加しており、パタヤの不動産価格も2011年から2012年にかけて4.5%近く上昇しているほどです。
④空港拡張計画
・パタヤから40分の立地にあるウタパオ国際空港。2012年12月から拡張を進めており、2013年6月には完成予定です。国際線の離発着便増加に備えるためと、発展が続く東部工業団地の輸送インフラ強化という側面もあります。先述しましたが、LCCの発着が始まれば、観光客数増は必至です。
⑤高速鉄道、BTSの延伸計画
・エアポートレールから延長される路線が敷設される計画が上がっています。バンサレー手前にパタヤ駅を設置し、スワンナプーム空港-チョンブリ駅-パタヤ駅を結ぶ高速鉄道案です。実現すれば、パタヤに来訪する外国人観光客は確実に増えるでしょう。
・バンコク市内からのBTS延伸計画もあります。こちらが実現すれば、タイ人の観光客が増える要因になります。既に高速道路の整備が終わり、タイ人観光客は増加傾向にありますが、さらに拍車がかかるというわけです。早ければ、2017年ごろ開通の見込みです。
⑥その他発展要因
・アンバサダーホテルにあるカジノ(現在は非公認の秘め事です)、今後公認されればこれも発展の大きな原動力に。
・ナージョムティエンに巨大ウォーターテーマパーク、「ラーマヤーナ・ウォーターパーク」が2014年に開園予定。
パタヤの課題
交通インフラの整備
現行のインフラは道路、鉄道、飛行機の3種。今後、さらに大きく発展することを想定するなら、交通インフラの強化は必須です。とはいえ、先に述べた空港の拡大工事、エアポートリンク・BTSの延伸が完成すれば、成長は言わずもがなでしょう。
ACTION PLAN
不動産投資で考えれば、発展前の今が好機です。当然、現段階での課題はあります。しかし、中長期の投資で考えれば、インフラ整備後の不動産価格上昇は20%や30%では収まらないでしょう。「何故、パタヤなのか?」の項で触れた、①~⑥までの要因がその理由です。バンコクもそうですが、日々タイの不動産価格は上昇しています。
「不動産投資を考えているのなら、今動き始めるべき」
パタヤを実際に見て、情報収集をした感想は、上の一言に尽きます。
あ、これ、ただのコピペね。w