数年前の話なんですが、ある情報商材のセールスレターに、[義烏で買ってヤフオクで売ったら、50倍で売れた!]
なんて書いてあったんです。
現在でもそのページがそのまま残ってるようなのですが、その情報、めちゃくちゃ古いんですね。
なんか、その情報によると、70円くらいで警棒を買って5000円以上で売ったそうです。
もちろん私はその情報商材を買いませんでしたが、[義烏][警棒50倍]の2個のキーワードだけわかれば、あとは、全部自分でできるはずだと思いました。
たしかに昔は、警棒をヤフオクで販売して儲けるようなこともできたのかもしれませんが、数年前からヤフオクでは、武器的なものの出品は禁止されました。
そして、銃刀法関係の法律もどんどん厳しくなり、刃物などの所持に関する規制も強化されました。
なので、これは、現在では、まったく使えない情報ですね。
あと、警棒を50倍で売って儲かったなんていう話が本当にあったとしても、普通に考えてあんまり自慢になる話ではないわけですし、普通の人なら真似したい案件ではないわけですね。
でも、ぶっちゃけ、そんなことで儲かるのなら俺もやってみようかなと考えた愚かな俺が、ここにいます。
当時、私はオークションの経験がなにもありませんでしたから、売れるものが何なのかわかりませんでした。
なので、適当に[50倍で売れるらしいという警棒]を実験的に買ってみることにしました。
50倍というあまい言葉に釣られてしまったアホな俺がここにいるんですね。
情報は買いませんでしたけど。
それで、私、はじめての中国旅行で、いきなり一人で上海に行って上海駅の近くのホテルに泊まって地下鉄と電車を乗り継いで義烏に一人で行ったのですね。
そして、ちょっと重かったけどがんばって警棒30本買って上海の空港まで運びましたよ。
警棒の仕入れ値段は、たしかに1本75円くらいでしたね。
ちゃんと値切って買いましたよ。
試験的に少量買ったものでしたが、
「これ、日本で全部売ったら、15万円くらいになるのかな? とりあえず、今回の旅費くらいにはなるのかねぇ。」
なんて、ぬか喜びしていましたね。
その結果、どうなったのか・・・・。
ちょうど、そのころ、北京オリンピック開催の1年前くらいだったので、上海の空港で警備が強化されていました。
さらに、そのとき乗った飛行機がNWでしたので、荷物の検査もそのせいか半端なく厳しかったです。
警棒全部没収されました!
残念!
ちょっとビビリましたけど、没収されただけですみましたねぇ。
そんなのが、私の初めての義烏仕入れ旅行の結果でした。
ほかに仕入れたDQNヤンキーが喧嘩のときパンチするときに使うような変な武器的なやつも当時に没収されました。
あはは。
でも、そのころは、まだ、ヤフオク、モバオクの出品者で[警棒ケース☆警棒希望の方は、お問い合わせを]的なことをしているカスがまだまだ少し生き残っていましたねぇ。
まぁ、最初は、みんな、きっと、このような失敗を繰り返しながら、成長するんですね。
てか、いきなりそんなもん仕入れようとするやつなんか、あんまりいるわけないか・・・。
ちなみに、あとで警棒をうまく持ち込む方法論や販売方法についてもいろいろ自分で考えて、ちゃんとできるような方法もわかったのですが、結局、警棒は、2度と仕入れませんでした。
その後の調査で、そんなハイリスクで無駄に重い商品に関わるよりも、もっと普通に売れて小さくて軽くて儲かる商品が世の中にはたくさんあるということに気がつきました。
そして、結局、他人の情報などに頼るよりも全部自分で考えてやったほうがうまくいくということもわかりました。