広島東洋カープ 1-0 中日ドラゴンズ
両チームに何度も好プレーが出る、締まった
試合でした。
中日のほうは10残塁ではありますが、それだけ
チャンスを作ったということです。粘り強い打席
も多かったですし、4回表の1アウト満塁を形成する
までのプロセスには、戦略的な姿勢も見えました。
6回表の矢野、8回表の菊池、いずれも先頭打者
の打球を好プレーでアウトにしました。ピンチに
なってからのバッテリーの攻め方も意図を感じる
ものでした。
この試合の前まで、中日戦は3勝9敗1分と
大きく負け越していましたが、中日が強い
わけではない。
むしろ、中日のチーム状態という意味では、
今日が一番いい、広島にとっては厳しい状況
だったと思います。
こういう試合を勝てたのは意味があります。
調子のいいチームが、いい野球をした、それでも
勝った。そのことに意味があります。
特に今日は、先発投手を考えても勝ち目は薄い
条件でした。栗林不在というハンデもありました。
野村のピッチングは、間違いなく勝因の一つです。
4回表はラッキーもありましたが、3回表の細川、
5回表の2~4番の三者凡退は頭脳的なピッチング
と言えるものでした。
今日の試合は、「対中日」という意味でも大きな
ものになるかもしれません。そのためにも、
明日あさっては重要になりますね。