東京ヤクルトスワローズ 11-5 広島東洋カープ

 

 

また3連敗ですね。

 

表面的には大味な試合、大敗になってしまいましたが、

ポイントは意外にも3回裏の森の守備のミス(記録は

内野安打)でした。

あのサンタナの打球を併殺にとっていれば、

3回裏を終わって3-0でした。そうであれば、

逆転勝ちできたかもしれません。

 

あの場面、すでに3失点してしまっており、

試合が壊れかけていた感覚があったのかも

しれません。しかし現実には、勝敗を分けるポイント

は山田へのデッドボールでもなく村上のタイムリー

でもなく、サンタナの打球の処理だったわけです。

 

攻撃のほうは、6回表まで、10安打3点。4~6回

はチャンスを活かしきれないイニングが続きました。

しかし7回表、ソロホームラン2本で追い上げ、

相手はちょっと慌てたと思います。

 

上本のタイムリー談話(5回表)に

「みんなで1点ずつ粘り強く返していきたい」

とありました。

デビッドソンのホームラン談話(6回表)には

「試合は続いているので、まだまだ諦めずに

頑張ります。」

とありました。

7回表のホームランも

「引き続き最後まで諦めずに頑張ります。」(西川)

「ここからまだまだ頑張ります。」(坂倉)

という談話でした。
 

こういう姿勢は光明だと思います。

勝敗はともかく、今できることをしっかりやる。

今日の先発投手の森も、「ローテーション投手」と

しての自覚が出てきたようで、それはもちろん

いいことなのですが、今日はそれによって「試合に

入り過ぎた」のかもしれません。3点取られるまでも

もちろん反省材料ですが、「3点取られた後の

ワンプレーが実は重要だった」ことを最大の教訓に

してほしいです。

 

 

今日で55勝44敗2分。5勝4敗ペースです。

5勝4敗ペースって、低いペースのように見えますが

137試合経過時(残り6試合)で 75勝60敗2分

となるわけで、2位にはなれる数字です。

 

つまり

9試合で一つ貯金を作っていくぐらいで

これぐらいの戦績が残せる現在位置なのです。

 

他のチームの勝敗とか、ゲーム差とか、

そういうものを脇に置いて

「少しずつ貯金が増やせればいい」

ぐらいの気楽さも必要でしょう。

 

今週は5位6位との試合ですが、いずれもビジター

であり、球場の相性もよくありません。

 

「勝って当然」ではない。

むしろ、勝敗に入り過ぎないほうがいい。

目の前のワンプレーにこだわる。過ぎたことを

引きずらず、目の前のワンプレーを大事にする。

 

こういうことを思い起こす試合にできれば、

まだまだ大丈夫です。