横浜DeNAベイスターズ 2-3 広島東洋カープ

 

 

最後の最後までわからない試合でした。

13日の巨人戦と同じぐらい、キツい試合でした。

 

今日に関しては、相手の視点で考えるほうが

わかりやすいかもしれませんね。

決勝点はミス絡みですし、その後もチャンスは

ありました。

 

8回表の伊勢投手がよかったので、三者凡退

と思ったところ、上本の打球を関根が落球。

野間のセンター前ヒットが、結果的に決勝打に

なりましたが

センターの桑原の捕球位置を考えると、上本と

いえどもホームはアウトかと思いました。

力が入り過ぎて、バックホームが思いっ切り

シュートでしたね。

 

9回裏、1アウト一塁三塁で佐野が甘いフォーク

を二つ打ち損じてファール。4球目の高めの

ストレート(ボール球)をセカンドフライ。

 

 

今日のDeNAベンチからは、気合いがすごく

伝わってきましたが、その分、硬いんですよね。

 

昨日の9回表の山崎康晃の交替にしても、

「首位阪神を捉えるチャンス」 というよりも

「広島の勢いを警戒」 という空気が出ている。

ちょっと出過ぎているように思えます。

 

今日の8回表も、野間の次の秋山は見事な

三振のとり方をしています。関根のエラーは

ダメですが、冷静に対処すれば、無失点で

乗り切れたはずです。

 

 

広島サイドからすれば

必要以上に警戒してくれるのは、非常にありがたい

ことです。それはプレッシャーになったり、今日の

ように冷静さを失わせたりすることにつながります。

 

その点で言えば

得点にはなりませんでしたが、8回表と9回表に

代走で出た、矢野と羽月の盗塁がよかったですね。

矢野は三盗でしたが、それによりバッテリーエラー

でも得点できるようになります。

羽月は初球で決めたことに意味があります。

デビッドソンへの代走ですが、守備を考えると、

デビッドソンそのままでもいい、というか、それが

正解なのだと思いますが、今の打線では、

このぐらいのことをして得点の可能性を作らなければ

なりません。ベンチの姿勢も含め、いい攻撃だった

と思います。

 

こういうのが、相手に 「必要以上の警戒心」 を

植え付けることになります。

 

今日の勝利も、偶然が作用したところは少なくない

です。6回裏の楠本のタイムリー二塁打も、

小園の送球が 「ちょうどいい方向にそれて、

ちょうどいい高さにバウンドする」 ことで京田を

アウトにできるというツキがありました。

 

もちろん、ツキだけでなく、末包の処理、小園の

送球スピードもよかったわけですが、上述の

ように、最終盤は相手のほうが転ぶような形であり、

「実力で上回っているから勝った」 というものでは

ないのは確かです。

 

しかし、「相手が勝手に転ぶ」 というのは、強い

チームの勝ち方です。それが今のようにメンバーが

揃っていない状況でできているというのは、すごく

いいことだと思います。

 

明日はオールスター前最後の試合ですが

12日から続いている

「負けるのが当たり前の状況」

であることを

忘れずに臨んでもらいたいですね。