横浜DeNAベイスターズ 1-2 広島東洋カープ

 

 

こういう投手戦は、8回までの内容にもいろいろ

書きたいことはあるのですが

今日はやっぱり最後の部分ですね。

 

8回表が3番で終わったわけですが

「6番にピッチャー(栗林)を入れるべきでは?」

と思ったんですよ。

 

8回表の感じから、今永は(8回裏に打順が

回らなくても)交替だと思っていました。そうなると

当然、山崎康晃が出てくる。

6番のデビッドソンが山崎康晃からヒットを打つ

可能性は低い。6番の打順に代打松山を用意し、

9番には堂林をそのまま入れればいい。

1点入ってなおもチャンスとか、延長戦になると

いった可能性もある。堂林は感じが良かったので、

その意味でも残しておきたい。

そう思っていました。

 

しかし現実は

坂倉が同点ホームラン。もちろん期待は

していますが、予想は当然していません。

さらにデビッドソンが二塁打。ここは期待も

ほとんどしていませんでした。

 

ここで山崎康晃からエスコバーに交替というのも

予想外でしたが

小園の打球が内野安打になるあたり、もう流れが

出来上がっていましたね。

 

逆転した後の9回裏は当然、矢崎ですが

関根も宮﨑も簡単にはアウトになってくれません。

ともにフルカウントまで粘られ、特に宮﨑は

「打ち取るイメージ」 がつきにくいところでしたが、

最後の11球目はいいところにいきましたね。

投げた瞬間、引っかかってボール、と思いきや、

手前で失速せず、見逃したらストライクかも、

ということで、宮﨑もバットを出さざるをえません

でした。

 

9回表も9回裏も、偶然が作用したところもありますが

「最終的な結果に偶然が作用する」 にしても、

そこに至る必要条件というものがあります。

矢崎について言えば、フルカウントからでも

フォアボールを恐れず、強いストレートを投げられる

からこそ、あのような打ち取り方ができるわけです。

9回表の小園の内野安打も、漫然と打ちにいった

わけではなく、センター返しの意図がありました。

 

戦力的にキツい状態は続きます。

ただ、今できることをやっていけば、チームの力

になってくる。選手が揃ってきたときに、強いチーム

になれるかもしれない。

 

厳しい状況の今、

逆に大きなチャンスかもしれません。