中日ドラゴンズ 5-1 広島東洋カープ

 

 

試合の重要性は、全員が感じていたようです。

気合いを感じる場面がいくつもありました。

 

しかしですね。

1点しか取れなかったことは事実で、

6~7回に3点取られてしまったのも事実です。

8回裏のターリーは論外ですが、試合そのものは

8回表の無得点で決まっていました。

 

 

大瀬良に関しては、かなり良かったと思います。

キャッチャーは坂倉でしたが、問題はなかった

ようですね。

 

ただ、大島の二塁打も、ビシエドのヒットも、

そして7回裏の石川の二塁打も後藤の犠牲フライも

岡林のヒットも、全部2ストライク後なんですよ。

ほしいときに三振や内野フライがとれないのは、

やっぱり厳しいですね。

 

さらに言えば、7回裏の龍空の送りバント。

ノーアウト一塁二塁で、右投げ左打ちのバッターに

「打球を操作できるバント」 をさせてはいけませんね。

 

まぁ、さかのぼって

6回裏の大島の打席、6球目のファールフライ、

野間はなんで追いつかなかったんですかね。

それなりに高く上がった、しかもラインからそんなに

離れていない打球ですよ。

守備面でも、いろいろ問題があったように思います。

 

大瀬良に話を戻しますが

逆転された6回裏は、気合いが入った球がいくつも

ありました。それがコントロールミスしたところも

ありますが、それはそれでいいと思うんです。

 

気合いが入る ということは、 勝負どころと感じる

ということですが

余裕のなさ

とも見てとれてしまうんですよね。

6回裏に先頭打者を出しただけで、下位チーム

との試合で、なぜあんなに緊迫感が出てしまうのか。

 

元凶は打線ですよ。

「変化球に対して大きな空振り」 が何度も

ありましたね。

戦略的なものを感じない、「打ちたい」気持ち

だけが前に出ていました。

 

まだ65試合残っていますが

上位争いをするのであれば、もっと精神的にキツい

試合が出てきますよ。

 

今日みたいな試合をしていては、勝負どころの試合

で絶対に勝てません。

 

昨日は 「こんなこともあるかな」 という解釈も

できる試合でしたが

今日は 構造的に存在する弱さ を実感させる敗戦で

ちょっと重たいですね。