横浜DeNAベイスターズ 1-6 広島東洋カープ

 

 

8回裏までに、相手は残塁12。数字だけ見れば

「相手の拙攻に助けられた」 ということになる

のでしょうが、感覚としては、連勝中の相手の

強さを感じるチャンスメイクでした。

今日に関しては

「リスクをとっての積極的なディフェンス」

が奏効したと思います。

 

同点に追いつかれた6回裏。なお1アウト一塁二塁

で大和。ここは床田が冷静でしたね。パームで

カウントをとってストレートで押し込んで内野フライ。

次の伊藤光に対しては、逆に

「フォアボールを恐れない」

攻め方をしてました。結果はフォアボールで満塁に

なりましたが、代打が戸柱でしたのでね。多分

大丈夫だろう、むしろ相手のピッチャーが替わる

のでプラスだろう、という感じもありました。

 

7回裏は1アウト二塁で島内に交代。かなり

リスクをとった継投でしたが、今日の島内は

気合いが違いましたね。宮﨑は主審のミスジャッジ

もあってフォアボールでしたが、牧にカウントを

悪くした後、ストレートで押して最後は変化球で

空振り三振。

次の楠本にも、しっかり攻めて三振。

 

8回裏、ターリーがノーアウト一塁二塁のピンチ

を作ってしまいますが、ここからが圧巻でしたね。

マクブルームのチャージでバントをさせず、

3バント失敗(捕邪飛)に打ち取ったところで、

気持ち的には優位に立てました。

神里センターフライ、佐野三振で、ここが最大の

ポイントでした。

 

現状、横浜スタジアムでのDeNA戦というのは、

最も勝ちづらい試合だと思います。

普通にやっていては、なかなか勝てないです。

今日みたいな試合を戦略的にできたのであれば、

たいしたものですよ。

 

9回表の5得点よりも、6~8回裏のディフェンス

のほうに価値のある勝利だと思います。