2004年から2007年は、本当に厳しい時代でした。

 

それなりの補強や新戦力もあったんです。

 

まず2004年。

ラロッカが加入しました。

嶋が首位打者をとりました。

ベイルが11勝しました。

 

しかし、失われたものがそれ以上にありました。

シーツが前年ほど打てない。

新井が前年に引き続きダメ。

2年目の永川がボロボロ。

黒田が7勝止まり。

前年後半からローテ入りした河内もいまひとつ。

先発がもたず、結局、中継ぎの林と天野に負担が

いきます。

 

2005年。新井がよくなり、ホームラン王になります。

緒方、前田、嶋、栗原、ラロッカが並ぶ打線は

なかなかのものでした。

しかし投手陣が崩壊しました。

ベイルをクローザーに回したのはよかったですが、

先発ローテーションが組めませんでした。

最多勝の黒田、先発に転向した大竹は2桁勝ちましたが、

あとが全然・・・

 

この年の9月2~4日、広島市民球場で巨人戦を

生で観たんですがね。

2日は黒田で勝ったものの、3日の先発が小島、4日の

先発がレイボーンでした。

特に3日は、同点の7回、リリーフで出た長谷川が7失点。

シコースキーにまで打たれてましたよ。

この3連戦は、巨人との最下位争いの裏天王山だったんです

が、この負け越し以降、最下位がはっきりしました。

 

2006年。監督がブラウンになります。

ベイルが抜けた後、永川がクローザーになります。

危なっかしかったですが、それなりの成績を残しました。

しかし先発陣は相変わらずで。

黒田の次がいないんですよ。ダグラスが9勝6敗で

まぁまぁでしたが、大竹は6勝13敗。結局佐々岡が

先発に戻って8勝8敗。

若いピッチャーが出てこない苛立ちと絶望感が

溢れていました。

明るい話題は、黒田の最優秀防御率と、梵の新人王

でした。

 

2007年。私としては、この年が最悪です。

黒田と大竹はそこそこやってくれました。

しかし青木高弘や長谷川はローテを守ったものの

それだけ。

何より、永川のリリーフ失敗が痛いところで出ました。

自称ナックルの、単なるスローボールを投げる

フェルナンデスとか、ネタになってましたね。

この年は打線もいまひとつ。嶋がさっぱり打てなくなり、

他の選手も全体的に数字を下げています。緒方の故障

は途中入団のアレックスがよく埋めてくれましたが。

 

ただ、成績云々よりも

気持ちを感じない試合があったんですよね。

9月14~16日の東京ドームの巨人戦。

初戦、5点リードの9回裏、上野と永川が追いつかれ

なんとか引き分けに持ち込めるかと思ったらサヨナラ負け。

15~16日はまったくやるきのない試合で連敗。

16日はレフトスタンドにいましたが、ものすごい罵声が

飛んでいました。

 

そして2007年のオフ。

黒田と新井が抜けます。