大失敗ですね。
「コンプライアンス」とか「内部統制」という言葉は使っている
ものの、桃井氏の言うように、
「清武氏自身がそれを冒した」
形になってしまった。
そもそも、球団の人事をめぐることはコンプライアンスの
問題ではない。
不正を指示したり、他球団に迷惑がかかることをしたり
していたのを告発するなら話もわかるが。
文部科学省を会見の場に使ったのは
「プロ野球を管轄しているから」
とのことだそうだが
それなら尚のこと、「内部のこと」を話すのは不適当だ。
渡辺氏のことを、快く思わない人が多いのは確か。
大王製紙やオリンパスのことが起こった今なら、
世論を味方にできるとでも思ったのだろうか。
結局は
清武氏側の「驕り」ではないのか。
野球界は巨人中心に回っている
＝ 巨人の問題は野球界全体の問題
そういう考えがあるからこそ、内部の問題を
あたかも大問題であるかのように話してしまった。
「基本的人権」などと言ってはいるが
他球団のことをないがしろにしているのは清武氏自身だ。
人を批判する前に
考えるべきことはたくさんあろう。