昨日、AFP・2級FP技能検定の試験がありました。

問題見てみましたけど、回を追うごとに、ちょっとずつ難化して

ますね。


年金制度から税制一般、保険、不動産、相続に至るまで

学習しなければならず、なかなか大変な試験になった

ものです。合格ラインが低いので、まだいいですけどね。


某通信教育の機関で、講座のお手伝いをしたことがある

のですが、自戒ができない人は絶対無理ですね。


まず、受験資格を得られずに挫折する人が、なんと

3分の2います。

残り3分の1の人にも、「甘え」が目に余る人がかなり

います。


講座のお手伝いの主な業務は、質問対応なんですが~


よくあるのが

「テキスト読んでも理解できない。もっとわかりやすく

説明してください」

「図で説明してください」

「何か資料ください」

というもの。


「勉強の仕方がわからない」

「思ったより難しくて萎えた」

みたいなものもよく来ました。


共通するのが

「自分は悪くない。試験やテキストや講師が悪い」

という考え方です。


こういう人が仮に合格したところで、何になるというの

でしょうか。


http://www.youtube.com/watch?v=a76NUQSXcJE


4分21秒のところでの落合監督のコメント、そのものです。


資格をどう生かすか、自分で考えることもできないんでしょう。

お客様に何が提案できるのでしょうか。



通学の講座であれば、「わからないのは自分だけかもしれない」

と気づきます。そう思えれば、ある程度自分で勉強できます。

今はネットでも調べることができますからね。その過程が、

今後の財産になるんです。


しかし教育機関の側は、それを説くことができません。

どんな受講生でも、お客様だからです。



逆もあるんですよ。

「合格のお礼」としてメールをくれたり、モノを送ってくれたり

した受講生の方もいました。

でもこういう方って、えてして

「ほとんど質問をしてこなかった」

ものなんですよね。


通信教育で資格を取ったことは、私自身はありません。

それを決意し、お金を払った行動については、賞賛すべきでしょう。


しかし運営側から「見える」受講生は、そのような賞賛ができない

人がほとんど。そして、それに即した対応をしなければならない。



私はこの仕事長く続きませんでしたが…

うん、マーケットが合わなかったということかもしれませんね。

もちろん、十分な働きができなかったことについて、自身の責任

を忘れてはいませんが。