パリっ子の秋とシャンソン | イッピーの独り言

イッピーの独り言

ボクの名前はイッピー。わんこのビション・フリーゼです。ボクが見たことや聞いたことを書きたいと思います。少し不思議なお話もたくさん出てくるかもしれないけど、みんなが気に入ってくれるといいな。

みんな元気ですかドキドキ

休日のMusic Breakだよ音譜

昨日のイッピーのパリに関する記事の

 

一面を表す代表的な歌を二つご紹介。

最初はアランドロンとダリダの

 

「パローレパローレ」。

二人が言葉の掛け合いをします。

女がつぶやきます・・・

「男はいつも甘い言葉で口ばっかり。

甘ったるくてまるでキャラメル、

 

ボンボンとかショコラみたい。」


それでも男は真剣にまるで詩のような

 

愛の言葉をつむぎます。

「不思議だ。

 

君をもう何度も見てるのに、今は初めて


みる女性のように君が新鮮に映る。

 

ボクの愛はもう止まらない」みたいな!

このYouTubeは数千万回再生されている

 

世界でも有名な歌です。

共感する人が多いのでしょうね。






フランス人は口達者です。

特にパリっ子は。

イッピーのヒーリングファンタジー
小説の

 

「地球(テラ)の旅立ち」でも


人間のチャクラを地球にたとえて

 

喉のチャクラの場所はパリです。

パリを守る精霊はパリの守り神

 

「ジュヌビエーブ」です。

芸術も言葉も表現することに関してパリは

 

最も洗練された波動があります。

ただ口論になると相手を言い負かすまで

 

ブラックジョークも入れながら場所も

 

わきまえずどこでも激しく言い争います。

フランスのウイットに富んだ機智という意味

 

で「エスプリ」という言葉がありますが、

 

実態はほとんどブラックジョークです。

3年間パリに住んでいてそんな場面を

 

何度も見たことがあります。

それでもその表現力が豊かなことでは

 

右に出るものはいません。

次の曲は「枯れ葉」

ご本家イヴ・モンタンの歌です。

この詩は1945年にシュールレアリスト詩人

 

のジャック・プレヴェールの原作です。

まあ、シュールレアリスト詩人とは

 

どういうものか想像はつきますが実際には

 

良くは知りませんが。

内容は失くした恋を思い出して、

 

男が思い出にふけるのですが、その思い

 

を散ってゆく枯れ葉に乗せて歌っています。

パリには、通りにも公園にもマロニエなどの

 

広葉樹がたくさん植えてあります。

それが9月のはじめになると一斉に落ち葉

 

となって、通りにまるでふかふかの絨毯

 

のように積もります。

マロニエの葉っぱは大きいんです。

パリの秋はとても短いんです。

 

四季がそれぞれ自己主張をする日本とは

 

違い、イッピーパパの経験と記憶では秋は

 

1週間ほどしかありません。

 

夏が終わると秋を飛ばしてすぐに冬です。

秋から冬になるとそのマロニエの樹木から

 

落ちた栗を(マロニエとは栗の木です)

 

焼いて新聞紙にくるんで一包み(当時)

 

1フランで寒そうなおじさんが通りに

 

立ちながら売っています。


「マロンショー」(焼き栗だよ!)と

 

声を張り上げながら。

その栗がこれまたあたたかくて

 

おいしいんです。

小腹がすいた時に歩きながらふーふーして

 

食べます。

パリの秋の風物詩でもあります。

その落ち葉はフランス人にとって

 

非常に身近な風景です。

これをイメージするとこの歌も少し

 

違って響くかもしれません。





フランスでは特に小中学校で詩の授業に

 

力を入れます。

詩をみんなの前で暗誦したりします。

自分でその詩を選ぶこともあります。

好きな女なの子がいる男子は、

 

思いを伝えたくて必至です。

だから上手になります。

 

言葉を大切にする習慣が養われます。

一方ではやりすぎると「口先だけ」

 

にもなるんです。

それもこの二つの曲の背景になっています。

 

 

(ジュヌビエーブ像 マドレーヌ寺院)