地球(テラ)の旅立ち 33 胎蔵界曼荼羅 | イッピーの独り言

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ボクの名前はイッピー。わんこのビション・フリーゼです。ボクが見たことや聞いたことを書きたいと思います。少し不思議なお話もたくさん出てくるかもしれないけど、みんなが気に入ってくれるといいな。

みんな元気ですかドキドキ

 

前回の続きさグッド!

 

ではこの自己補修するクリスタルの

 

目的は何か。

 

なんの為にここに置かれていたのか。

 

それがみんなの頭をよぎる次の疑問だった。

 

その超古代の文明は知っていた。

 

どんなんに上手く隠しても財宝が

 

盗掘されるのは目に見えている。

 

エジプトのミイラが納められた墳墓も

 

インカ帝国の財宝も

 

そのほかの古代文明の遺跡に保存されていた

 

ほとんどの財宝は数千年のうちに

 

盗掘されて散逸してしまう。

 

後には価値のないものしか残らない。

 

どんなに巧妙に人の目を避けていても。

 

アスカ文明はこれを知っていた。

 

そして海の中と言うもっとも盗掘からは

 

安全な保管場所を選んだ。

 

それほどまでにして彼らが

 

隠したかったものとは何か。

 

はたしてこのクリスタルだろうか。

 

これが全部なのか。

 

イルカがみんなの疑問に答える。

 

「アスカの人々がみなさんに本当に

 

伝えたかったものがもうひとつあります。

 

それはこのクリスタルの中に

 

埋め込まれているのです。

 

それを今から取り出して下さい。

 

いまみなさんが目にしている

 

このクリスタルはあるものをさらに

 

隠すための入れ物になっています。

 

実はもうひとつの、そのある物を守るために

 

長い間自分を守ってきました」。

 

イルカはさらに驚くべき説明を続ける

 

このクリスタルの表面に刻まれた文字は実は

 

中に埋め込まれた物をどうやって取り出すか

 

そしてそれが何のためのものなのか、

 

の説明を記したものなのです。」

 

この説明を聞いてジョアンはすぐに

 

こう思った。

 

これはもしかすると今自分が修行している

 

真言密教の曼陀羅(まんだら)の原型

 

かもしれない。

 

曼陀羅には金剛界と胎蔵界の二つがある。

 

金剛界曼荼羅は外に向かって自分を開く。

 

胎蔵界曼荼羅は内に向かって自分を開く。

 

ともに悟りに至るための己の心を宇宙の

 

構造と一つにする。

 

今目にしているクリスタルが金剛界曼荼羅。

 

金剛とはすなわちこのクリスタルの

 

材質の事。

 

そしてこれから目にするそのクリスタルの

 

中に、つまり胎内に納められた秘仏が

 

胎蔵界曼荼羅の原型。

 

ジョアンは自分がなぜそれを思ったのか

 

分からない。

 

しかしその感覚がおそらく正しいことを

 

感じていた。

 

イルカたちもこのジョアンの感じている

 

ビジョンをシェアしている。

 

そして彼女の感覚が正しい事を多少の驚きを

 

もって他のみんなの脳波に伝えてきている。

 

それではこのクリスタルの中にある物は

 

どんな形をしているのか。

 

直径50センチの柱に収まるものは

 

どのくらいの大きさなんだろうか。

 

みんなはイルカの次の言葉を

 

固唾をのんで待つ。

 

この続きはまたねグッド!

 

 

イッピーの独り言

みんな心の準備はいいかい。

この曼荼羅を見たらもう

悟りの世界に行っちゃうんだからパー