地球(テラ)の旅立ち 6 大自然との大いなる調和 | イッピーの独り言

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ボクの名前はイッピー。わんこのビション・フリーゼです。ボクが見たことや聞いたことを書きたいと思います。少し不思議なお話もたくさん出てくるかもしれないけど、みんなが気に入ってくれるといいな。

みんな元気ですかラブラブ

 

前回の続きグッド!

 

僕は目の前に繰り広げられる祈りと

 

その祈りに合わせて空気が精妙に

 

変わって行く光景に見とれていた。

 

その光景にほとんど我を忘れて自分が

 

その場所の空気の一部かまたは自分が

 

潜んでいる岩の一部になっていた。

 

僕はそれでも自分を見失わずに彼女たちの

 

動きをじっと観察している。

 

その時に僕はふと思った。

 

彼女たちは周りの空気を祈りの波動で

 

整えている。

 

その目的が何かは知らないがその場所の

 

一部になっている

 

僕の存在はとうの昔に、つまりここに来た

 

時の初めから、もしかして知られている

 

のかもしれないと思った。

 

彼女たちは初めから僕がそこにいることを

 

知っているのではないかと思った。

 

僕はもちろん自分の気配を静かに

 

止めている。

 

だとすると彼女たちはこの光景を僕に

 

見せているのだろうか。

 

あるいは僕がここにいることを知りながら

 

全く無視しているのだろうか。

 

この時はまだ僕はそんな思いの自分に

 

気をとられていた。

 

そしてすぐにそんな事はどうでも

 

よくなることもまだ知らなかった。

 

僕は違う事も思った。

 

彼女たちが祈りの力で周りの波動を

 

整えていると最初は思った。

 

でももしかすると、彼女たちはその場所の

 

神聖な空気のリズムを探して自分たちを

 

その場所に合わせただけなのかもしれない。

 

僕はそのことを感じていた。

 

彼女たちには、自分たちの力で何かを

 

変えようとするようなある意味傲慢な

 

気配はみじんもない。

 

彼女たちの動作や気配は

 

あくまでも自分たちが自然の一部である

 

という謙虚さに満ちていたんだ。

 

そのことに気づくと僕はなぜだか自分の

 

未熟な心が恥ずかしくなった。

 

と同時にそのことの意味に感動を覚えた。

 

僕は突然胸がいっぱいになって

 

涙があふれて来た。

 

前がよく見えなくなってしまった。

 

だからと言って次の信じられない光景を

 

見逃したり、見過ごしたりは

 

絶対にしなかった。

 

それは後で考えても想像を絶する

 

光景だった。

 

僕はただただその光景を感動の気持ちで

 

見ていた。

 

ココが肝心の本題の光景なんだよ。

 

だからこのことを、僕は出来るだけ

 

慎重に何が起きたのか説明しなければ

 

ならないんだ。

 

二人の女性はまだ軽く祈りの姿勢を

 

取っていた。

 

先ほどの、周りと同調し周りを調律する

 

ような祈りとはちがっていた。

 

今度は感謝と喜びの祈りのように

 

僕には思えた。

 

二人と別れた一人の女性が

 

キラキラ光る小川の川岸に近づき

 

からのカゴを水の表面のすぐ上

 

すれすれに両手で差し出した。

 

すると・・・

 

魚が飛びあがって

 

そのカゴにどんどん飛び込んで入って行く。

 

それはニジマスのようにキラキラ光る

 

綺麗な魚。

 

僕は何が起きているのか最初は

 

全く分からなかった。

 

だってそんなの見たことがない。

 

魚が自分でカゴの中にはいるなんて。

 

人は自分の経験や常識を超える事が起きると

 

それを理解しようとしない。

 

もしくはその意味が分からない。

 

僕もそうだった。

 

見えない釣り糸を一生懸命に僕は探した。

 

でもそんな物はない。

 

僕は心のどこかでそれを知っていた。

 

でもしばらく僕は何らかの仕掛けがないかと

 

必死になって目を凝らした。

 

でも探すのをやめた。

 

僕は自分の観念にしがみつくのをやめた。

 

だって、見えているもの以上に

 

確かな物はないから。

 

そして僕が自分の観念にしがみつくのを

 

やめたと同時に、僕には確かに

 

聞こえて来たんだ。

 

カゴに飛び込む魚たちの声が。

 

魚たちの想いが。

 

それはなんと・・・

 

喜びに満ち溢れていた。

 

その声はこう言っていた。

 

「僕たちはあなた達の食卓にのぼることを

 

どんなに持ち望んだか。

 

今やっとその機会に恵まれました。

 

これほどうれしいことはありません。

 

僕たちはあなた達の細胞の一部になります。

 

あなた達の綺麗な髪の毛。

 

輝く皮膚。

 

祈りの手足。

 

すべてになることが出来ます。

 

あなた自身と一緒になることが

 

出来るんです。

 

それこそが僕たちが長い転生を経て

 

やっとたどりつくことが出来る

 

次の新しい魂のステージです。

 

あなた達は僕たちを食べる時

 

心から感謝をしてくれます。

 

そのことが僕たちはどんなにかうれしくて

 

どんなにか幸せで

 

涙が出るほど報われるか

 

伝えても伝えきれません。

 

僕の仲間は後から後から

 

あなたのカゴに入りたくて

 

飛び跳ねています。

 

どうかカゴにはいれなかったあの子たち

 

にも祝福を与えてやって下さい。

 

そうすれば僕たちは光となって

 

あの子たちのためにまた役に立つ

 

ことが出来るんですから。」

 

僕は確かにそれを聞いていた。

 

僕にはその魚たちの喜びの声が

 

聞こえていた。

 

でもその姿はだんだん見えなくなって

 

行ったんだ。

 

だって・・・

 

涙が止まらなくなってしまったから。

 

涙でかすむ目ともうボロボロの頭で

 

僕はやっと理解した。

 

大自然と調和するって事の意味を。

 

続きはまたねグッド!

 

 

イッピーの独り言

あれをみたら君だって・・・

きっとホントに泣いちゃうぞ目