地球を救いたい異星人の悩み 2 | イッピーの独り言

イッピーの独り言

ボクの名前はイッピー。わんこのビション・フリーゼです。ボクが見たことや聞いたことを書きたいと思います。少し不思議なお話もたくさん出てくるかもしれないけど、みんなが気に入ってくれるといいな。

みんな元気ですかラブラブ

 

前回の続きグッド!

 

イーティーは言葉を選んでその先を続けた。

 

現在の医療技術では条件さえ整えば

 

ガンはほとんど治癒できる。

 

でも現実にはおよそ3割が治らない。

 

これは医療技術の未熟さではない。

 

患者本人が治らないことを選択している

 

かもしれないという可能性がとても

 

関係している。

 

あるガン患者の老人の例だけど

 

彼はいつも一人ぼっちだった。

 

娘や息子の家族はいるけど誰にも相手に

 

されず老人ホームに入れられてとても

 

孤独な暮らしをしていた。

 

特別に質素な暮らしをしている

 

わけではない。

 

子供たちが不自由をさせないようにと

 

気を配っていたから。

 

ある日彼はガンにおかされた。

 

子供たちは心配で時々たずねて

 

来るようになった。

 

今まで老人をほったらかしにしていた

 

への反省も少しあったから。

 

孫も一緒にお見舞いに来るようになった。

 

それが老人にはとても嬉しかった。

 

ここしばらくのあいだで初めてみんなに

 

注目されたんだ。

 

孫からも「おじいちゃん大丈夫?」って

 

聞いてもらえるし。

 

老人にとってはそれが心地よく

 

満足な状態なんだ。

 

みんなが自分に気を使ってくれる事が

 

たまらなくうれしい。

 

そのとき老人は自分が孤独じゃないことを

 

かみしめていた。

 

だからその状況から抜け出すことを

 

潜在意識が拒んだ。

 

病気に対抗するだけの体力は残っていたし、

 

治療の態勢は整っていたんだ。

 

でも老人はガンから生還することを

 

選ばなかった。

 

そして彼は死んで行った。

 

その老人がさびしく死んだと思うかい?

 

そんなことはないんだ。

 

老人は最後の瞬間までとても

 

満足だったのさ。

 

自分にも居場所があるって分かったから。

 

少しの沈黙のあとイーティーは口を開いた。

 

「愛」を選択することは必ずしも

 

受け入れやすくない時もある。

 

誰でも頭では優しさや愛につつまれた

 

人生を生きることを望む。

 

それが幸せな生き方だって分かっている。

 

でも潜在意識が、それを選択しないって

 

ことがあるのさ。

 

人間が愛に生きるのには、この意識の

 

選択が関係してくるんだ。

 

地球ではこの問題への自覚が問題なんだよ。

 

イーティーの顔は言葉とは反対に

 

少し笑っていた。

 

僕たち3人は分かっていたんだ。

 

愛の炎の力を。

 

それは誰かの心にともればだんだん広がって

 

行ってやがてはこの星を覆い尽くすことを。

 

だからキャプテンもイーティーも

 

ベイビーボーイもチェリーもイーグルアイも

 

何度も地球にまた帰って来る事を。

 

だって愛の炎をともすことは、それこそが

 

何物にもかえがたい愛の喜びなんだから。

 

僕とラヒーリオはまた一つ成長した。

 

そしてかけがえのない友達が出来た。

 

続きはいつかまたねグッド!

 

 

 

イッピーの独り言

病気は居心地のいいもんじゃない。

でも感謝することは出来る・・・

と心から思う僕!!