シリーズ ギャグだよ! | イッピーの独り言

イッピーの独り言

ボクの名前はイッピー。わんこのビション・フリーゼです。ボクが見たことや聞いたことを書きたいと思います。少し不思議なお話もたくさん出てくるかもしれないけど、みんなが気に入ってくれるといいな。

みんな元気ですかドキドキ

 

今年最後のギャグだよ・・・グッド!

 

みんなちゃんと読んでくれてありがとう。

 

みんなにいい年が訪れますように!

 

それにちなんできょうのギャグは「3つの願い」シリーズだよ。

 

それではいくよくるよ。

 

その1. 兄弟の結束

 

一郎と二郎と三郎が海で遭難して無人島に漂着した。


3人は島から容易には脱出出来ないことに気付き、


生きていくのに必要な物を探しに各自島を探索しに行った。

3人はそれぞれ食料になりそうな植物や

 

狩りに使えそうな道具を持ち寄った。


その際、長男一郎は古ぼけたランプも見つけてきた。

汚いランプを拭いていると、突然ランプから

 

煙が出てきて見る間に魔神の姿になった。

 

ランプの魔神は低い声でこう言った。


「お前達の願いを一人一つだけ叶えてやろう。

 

ただし同じ願いは許さん。言ったらそいつを食う。」

一郎はとっさにこう言った。


「家に帰りたい!」


びゅ~ん!!


一郎は家まで飛んでいった。

二郎も家に帰りたかったが同じ願いは言えない。


そして少し考えてこう言った。


「家の風呂に入りたい」


びゅ~ん!!


二郎は家の風呂まで飛んでいった。

最後に残された三郎も家に帰りたかったが

 

やっぱり同じ願いは言えない。


少し考えてこう言った。


「二人に会いたい!」


びゅ~ん!!


一郎と二郎が戻ってきた。

 

(振り出し・・・)

 

 

その2. 素直な魔人

 

黒人の青年が魔王を呼び出した。

 

魔王は3つだけ願いを叶えてやると言った。

「そうだな、まず金持ちになりてえぜ」青年は言った。


次の瞬間、青年の家は豪邸になり、部屋中が札束で埋まっていた。


「おいらは馬鹿じゃねえぞ」青年は言った。

 

「白人になりてえや」


次の瞬間、青年はスラリと背の高い白人になっていた。


「最後に、もう一生働きたくねえや」


次の瞬間、青年は黒人に戻っていた。

 

(振り出し)

 

3.  シモネッタ

 

あるときカウボーイが馬に乗って巡回していたら、


動物を捕るための罠に引っかかってもがいている妖精に出遭った。


罠を外してやると妖精は感謝して、


「何でも願いを叶えて…あげたいところだが、

 

私の使えるのは美容系の魔法だけだ。

 

だからお礼に、どんな容姿にでもしてあげる。」

 

「なら、顔はレオナルド・ディカプリオのように、

 

身体はアーノルド・シュワルツェネッガーのように、


そして肝心な所は この馬そっくりにしてくれ。」


「ひきうけた。変身魔法は効果が現れるまで一晩かかるから、

 

明日の朝を楽しみに。」

 

そう言って妖精は姿を消した。

翌朝、鏡を見ると、確かにディカプリオに

 

引けをとらないイケメンになっていた。


期待してシャツを脱ぐと、シュワちゃんもまっつぁおの筋骨隆々。


やったぁ♪ と喜び勇んでパンツを下ろしてみた。

あの馬はメスだったっけ…

 

(後悔先に立たず)

 

 

その4. 決断力

 

男は人生に疲れ果てて嘆いていた。


「ああ、俺には何の力も無い。腕力もないし、経済力も無い。


権力は手にしたこともないし、魅力なんてどこにもない。

 

ああ、何でもいい、何か "力" が欲しい!」

そこへ神様が現れた。


「うむ、お前に一つだけ "力" を授けよう。どんな力でも良い。

 

欲しい力を言いなさい」

 

男は信じられない気持ちで考え込んだ。

 

「腕力かな・・でも腕力だけじゃ生活に困るかも知れん。

 

やっぱ経済力だな・・・いや人生は金だけじゃないよな。

 

遊び心で超能力ってのもいいけど、見せ物になるのも嫌だな・・・

 

指導力ってのがあれば独裁者にでもなって・・・いや、革命とかで

 

殺されてもつまらないし・・・」

 

段々イライラしてきた神様は一言。

 

「お前に必要なのは決断力じゃ!」

 

(いるよね、こういう人)

 

 

その5. 人生我慢です

 

ハイキングに来ていた家族が山の中で道に迷った。

 

歩き回っているうちにどんどん


森の奥に入ってしまい、とうとう夜になってしまった。

 

子供が泣きながら「神様、助けて」と言うと、

 

森の神様が現れて言った。

 

「お前たちの望みを一つだけ叶えてやろう」

 

すると父親がすぐに答えた。

 

「私たち家族を、とても我慢強くしてください」

 

「わかった。その望み叶えよう」


神様は杖をひとふりすると、闇の中へ消えていった。

 

神様が消えると、父親の意外な言葉にぽかんとしていた

 

母親と子供たちが一斉に文句を言い出した。

 

「お父さん!どうして道を教えてって言わなかったの!?」

 

「お父さん!ヘリコプターを出してって言えばよかったじゃん!」

 

「あなた!こんな森なんてどうせすぐに抜け出せるんだから、

 

世界一のお金持ちにしてもらえばよかったのに!」

 

しかし3人はすぐ口を揃えて言った。

 

「・・・って言いたいけど、我慢する」

 

 

みんな、今年もたくさん我慢したよね。

 

えらいぞ!

 

 

 

 

(白馬の王子さまはすぐそこに・・・)