みんな元気ですか
クリスマスにはこんなお話を・・・
以下はアメリカでの実話です。
ラリーという青年は、貧しい家で育ち、
「いつかお金持ちになる!!」という野望を抱いていました。
「お金が沢山あれば幸せになれる!!!」
と信じ、会社を設立します。
しかし、わずか数カ月で倒産してしまいました…
8日間何も食べていなかった彼は、
気がつくとレストランで食事をしていました。
満足した彼の前には、19ドルちょっとの数字がかかれた伝票・・・
(無銭飲食で捕まる・・・(><)
覚悟を決めた彼に、レストランの店主が話しかけます。
ラリーが観念したその時、店主は意外な行動をとりました。
「あの、これ落としましたよ」
といって、20ドル札を差し出したではありませんか!!
(店主の勘違いだ!)と思ったラリーは平常心を装って
そのお金をもらい、、無事払って難を逃れました。
「ラッキー!」
その時はただそう思いました。
そして4年後・・・
そして再び会社を設立するが、また倒産です!
借金は膨大に膨らみ、今度こそもう駄目だと思い、
銀行強盗を計画します。
ピストルをだそうとしたまさにその時!
ある記憶がよみがります・・・・・
あのレストランでのことが・・・
(あの20ドル札は本当に落し物だったのか?!
本当に店主の勘違いだったのか?!)
そこで、レストランに行って確かめたら店主は
意外な事を言ったのです、
「クリスマスは誰もが幸せになれる日なんだよ」
ラリーは号泣します。
銀行強盗をしなかったのも、その時無銭飲食で
つかまらなかったのも、20ドル札のおかげでした・・・
ラリーは今度こそ改心し、
貧しくてもコツコツと働くことを選びます。
やがて結婚し子供にも恵まれました。
そんなある日のクリスマス。
ラリーはサングラスと帽子で素顔を隠し街にでます。
そして銀行の預金を全額おろして、
20ドル札にかえたのです!!
・・・そう、彼は街でお金に困っている人たちに
20ドル札を配って歩いたのでした。
人々に感謝されて、ラリーはとても嬉しかった。
妻に黙ってやっていたが、気づかれる、
怒られるかと思ったが、
妻の言葉は、「あなたを誇りに思う」
そして協力してくれました。
ラリーは、人々の役に立つ仕事をしたいと
長距離電話の会社を設立しましたが、
今度は大当たり!年収もかなり稼ぐ会社になりました!!
裕福になってからも、
ラリーは27年間、名前を明かさず
20ドル札を配り続けました。
およそ700万人の人に、総額130万ドルを!!
(当時の約1億8千万円!!)
名前を明かさない彼を、人々はいつしかこう呼びました。
「シークレットサンタ」
そして、2007年1月 ラリーは癌のため永眠。
シークレットサンタはもういなくなるのか・・・
しかし、その年のクリスマスにも
シークレットサンタはあらわれたのです!!
彼の遺志を引き継いだ者たちが、20ドル札を配ったのです。
「クリスマスは全ての人が幸せになれる日」
経済不況、リストラ、心が荒む現代社会で、自分が満足したら
それでいいと思う人は仕方ないのかもしれない。
しかし、自分が大変なときこそ、
誰かの為に生きた時、
それ以上のものがかえってくるのかもしれませんね。
約束はされてないけど・・・
・・・
ラリーが亡くなる前の最後の20ドル札を配り終えた時に
彼のそばにあった道端の石ころが
不思議なことにキラリと光ったのでした。
メリークリスマス!
(その日、上空におっきな光るものを見るボク・・・)