
二畳台目向切(にじょうだいめむこうぎり)
松江市の茶室「明々庵」の本席は、二畳と4分の3の大きさで構成される「二畳台目(にじょうだいめ)」という小間になります。
向切とは、炉を点前座の向こう側に切ってあり、本勝手下座床と言います。
不昧公は、二畳台目の定石である「中柱」「袖壁」を省き、広々とした配置を好んだそうです。
本席の写真がうまく撮れなかったのですが、助炭(じょたん)(炉のカバー)の辺りにある中柱がなく、開放的になっています。
貴人席
一方、明々庵の「貴人席」にある「貴人口(きにんぐち)」は、殿上人のような特別に身分の高い方をお迎えする際、通常の客の入り口「躙口(にじりぐち)」で頭を下げさせないよう、広く間口をとってあります。これは、貴人さんに対する不昧公の配慮と言われています。
茶室のメインとなる「本席」は二畳台目(2畳と4分の3)、これに対する貴人席は開放的で、広縁から上がるみたいになっており、この対比が面白く、いかにも不昧公好みらしい、定石にとらわれない実用的な設計になっています(ということらしいです)。
庭園およびお抹茶をいただける「百草亭」は移築された昭和中期に作庭・建立されました。
庭園は、出雲流庭園と言われる枯山水庭園と露地庭になります。
後ろの掃き出し窓が、「百草亭」。
そこでお呈茶を頂けます。
枯山水庭園 百草亭 腰掛け待合
「飾り」なので、本当に用を足すわけではないそうですが、「どっち向きにしゃがむか」父が方向を指し示し、母がモデルになってしゃがみ、後ろの出っ張りに袴を引っ掛ける、という両親揃っての解説が繰り広げられており、そのような中、私も一緒に聞き入ってお勉強させて頂きました。
逆走で明々庵を後にする
ということで、御家族がいよいよ明々庵に向かわれたとほぼ同時に、私は経路を逆走しながら百草亭の受付まで戻ってきました。
これからお呈茶を一服頂きます。
もう少し続く



























