親潮 茨城県大洗

 

年末に再び大洗に行くことに決めたので、あんこうの美味しいところを検索し、開いているお店を探しました。

その中で、この「親潮」というお店がリストアップされたのですが、ワンオペ、電話予約のみ、現金払いのみ、「どぶ汁」は作らない…かなりこだわりのあるお店に見えました。


某食事点数サイトには、美味しいけど云々、といったレビューが載っていたので少し緊張しながらお電話したところ、気さくな応対、年末年始も開いているということで「あんこう鍋コース」をお願いしました。


予約時間に遅れてはいけないと、まっしぐらに向かったら30分も早く着いてしまい、駐車場でぼやぼやしていたら、ご主人が掃除に出てこられて鉢合わせ。「もう入っていいよ」と言われて素直に後をついてお店に入りました。





店内は、決して洒落てはいない、昭和を彷彿とさせる造りで、特にトイレは地震後の応急処置のままなのかな、といった様子でした。


水や飲み物は、冷蔵庫から自分で調達するシステムです。


特にこれといったサービスも言葉もなく厨房に入り、支度にかかるご主人。


しばらくして、前菜?の煮凝りと味噌をかけた一品が出てきました。

美味しい!

味が高評価なのも納得です。

煮凝りを一口食べた途端、上品で美味しい歯応えや味に驚いてしまいました。


どれもこれも全て美味しい!

あん肝の生姜ソテーは、表面は軽くカリッと焼いて、中は程よく温かいままフワッとしてとろけました。


つぎの揚げ出しも、衣のさくっとした食感とふわっと優しい鮟鱇の歯応えが嬉しかったです。


あんこう鍋は、ご主人が最初は取り分けて、美味しく食べられる順番やタイミングを、煩くなく教えてくださいました。

お豆腐は固くならないように、鮟鱇の身もよいタイミングで早めに…と最低限の取り分けをしてもらいました。


あとは、私たちの食べる間合いを計らってくださっているようでした。

これはもはや、「茶事」の目指すところです。

美味しいものを美味しいときに食べてほしいという、料理人を絵に描いたような方でした。


鍋で雑炊を作る時に、鮟鱇のガラ入れを見て「きれいに食べてくれましたね」と、褒めてもらいました(ええ、漁師町出身ですから)。


ここまで大満足でお店を出たのも久しぶり。

きっとまた食べたくなると思います。