*不定期発信のメルマガより

 

井上です。


コロナによって、全世界が
「未曽有の経験」をしています。

逆に言えば、わたしたちの多くが
環境破壊やゴミ問題、気候変動、
貧富の格差拡大を目の当たりに

「未来はどうなっていくのだろうか?」
「何か強烈なしっぺ返しがくるのでは?」

と、どこかで思っていたことが
コロナという思いがけない形で現実化した。

そういう見方もできるのではないでしょうか。

今の緊急状況や感染者の方への配慮もあって
公に言う人は少ないかもしれませんが、
実は多くの人が、ひっそりと

「こう来たか」「やっぱり…」

と感じているかもしれません。
言い方を変えれば、今までの暮らしは

「このままだと、いつまで持ちこたえるか」

という臨界点に近づいていた、
ということではないか。


しかし、臨界点というのは
古きものが壊れ、新しきものが始まる
再生の時でもあります。
個人レベル、社会レベル、地球レベルで。

この再生のチャンスに、
あなたは何を考え、どう行動しますか?


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今までも言われてきたこと。
これから、加速化すること。
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それは、

「自分の頭で考え、行動できる人が求められる」

ということです。

もうずいぶん前から
「〇年後には〇〇%の仕事が無くなる」
「AIによって現存の多くの職業が消滅」
と言われてきていました。

同じこと繰り返すだけ、とか
決まったことを覚えればできる仕事なら
機械、ロボットで代替可能だからです。

なので、

「斬新な物の見方」
「ユニークな発想」
「新しいものの創作」

というようなクリエイティブな力と
それを発現できるコミュニケーション能力。
これが、ますます必要になってきます。

これを突き詰めて考えて行くと
結局は普段から、どれだけ自分のこと
そして周りのことを「自分のセンスで」
感知し、考え、行動に移しているか。

そういうことになると思います。


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昨日、やりました。
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何をやったかというと
Zoom ミーティングです。

かの島田カオル女史を含めた
世界中に散らばる起業仲間4人で
Zoom で意見交換をしました。

わたしたちのお付き合いは
もう4年以上になりますが、
知り合ったのもオンラインだし
交流もオンラインが90%以上。

しかし全員そろって
ITに強いわけでは全くありません(笑)

むしろ、分からないからこそ
お互いに情報交換し合ったりして
助け合いながらやってきました。

Zoom の会議は今回が2回目で
これも

「やったことないし、練習がてらやってみよう!」

というノリで始まったのです。
そして、昨日は後半あるメンバーが

「来月の会議までに宿題を出そう!」

と提案してくれました。
そこから、じゃあ何を宿題に?ということで
またひと盛り上がりして、最後は各自が
「これこれやります!」と宣言しました。

もしかしたら、会社にお勤めの方は
「いつもやってますよ」
ということかもしれません。

しかし、わたしも会社勤めから
起業した身として痛感するのは、
あらかじめ作られた組織にいれば
自発的なエネルギーは少なくて済む
ということです。

そんなところへ、コロナです。

今後、旧来の会社形態は大きく変化し
組織の仕組みもガラッと変わる可能性が
高くなってきました。

リモートワーク、テレワークを
せざるを得なくなった人たちの多くが
自宅で仕事を歓迎している、というデータも
出てきました。

しかし、それは
リゾート地へバケーションで行くのと
実際に住むのとでは話が違う、というのと
似ていると思います。

今は「とりあえず」会社が仕事をくれ
いきなりの変更なので少々仕事がもたついても
「とりあえず」許されている。

多少の不具合は想定内、という
バケーションモードです。

ところが、これが本格的に在宅となると
今まであったリアルでの
何気ないサポートが無い事実に直面します。

オフィスなら、備品が常に用意されていた。
上司にすぐ相談できた。
他の人の状況を、何となく把握できた。
雑談から新たな情報を得ることができた。

子供やペットがいきなり
仕事の邪魔をすることもなかった。
私用電話やSNS、ネットサーフィンは
やりにくい状況にあった(から仕事した)。

しかし、これからは全部自分。
新しい条件下できちんと仕事できるように
自分が環境を整えなければいけません。
自己管理能力が、さらに求められます。

わたしたち個人起業家は、その点では
すでに一歩先を行っていると言えます。


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自発的なネットワーク作り
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そんなところで、昨日のZoomでした。
わたしは、自分自身も含めて
お互いの初期のころのスキルを知っているので
この4年余りの積み上げに
改めて灌漑深いものを感じています。

決してITに強いとは言えないわたしたちですが、
上で書いたように「自主的」です。

そして、お互いに相談をし合え
成長を喜び合える間柄です。

今やほぼ全ての人がスマホを持ち
ネットに接続している時代。

可能性として「できる」ではなく、すでに
環境もスキルも実用レベルで充実しています。

中高年と言っても、わたしたちのように
「やる気」さえあれば、少しずつでも
新しいツールを使えるようになっています。

コロナによる「リアルな接触の分断」は
ますます「オンラインでのつながり」を
後押しするでしょう。

その時、あなたは誰と、なぜ、
繋がりたいですか?

良い繋がりを見つけ、育てていくために
今から何ができると思いますか?


「個人主義」という意味ではなく
「全体に貢献できるユニークな自分」
という意味での、自分主義。

わたしとしては、そんな風に
世の中がシフトしていくんじゃないかと
ワクワクしています。

今こそ、自分のセンスに注目し
自分の頭で考え、行動して欲しい。
個人的には、そう願っています。

もちろん、言っているわたし自身
そのように行動していけるよう
これからも、精進していきます。



井上 由紀
 

 

追伸:

もし何か、役に立つことがあると思われれば
ぜひご家族やお友達にもシェアをお願いします。

こんな時だからこそ、冷静にこれまでを見つめ
これからにつなげて行ける人が
一人でも増えてくれたらいいと願っています。

物理的に遮断を余儀なくされている今だからこそ
ネットという人間の英知の産物を活用して
わたしたちひとりひとりが、しっかりと
繋がっていくことがますます、大切だと思います。

その際、あなたご自身の一言も
よかったら添えてみてくださいね。

大切な人に、本当に贈りたい言葉は何でしょうか。
 

 

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