原書房フェア記念イベント第3弾 『[図説]台湾の妖怪伝説』をオンラインで視聴しました。
台湾は今、絶賛妖怪ブーム。
日本でも、続々と翻訳本が出版され、この夏は「紅い服の少女」というホラー映画(おすすめ。そんなに怖くないです!)も公開され話題になりました。
日本の妖怪はちょっとコミカルなイメージがありますが、台湾では妖怪の範囲が広く、都市伝説や意味不明なオカルト的な物も含まれるので、ガチで恐かったりして楽しいです。
今回は、太台本屋 tai-tai booksのメンバー、三浦裕子さんをゲストに展開されました。
この本の作者、何敬堯氏の紹介から始まり、台湾の妖怪ブームのきっかけ、そのブームが小説のみならず多岐にわたること等々興味深い内容満載。
以前参加した、台北駐日経済文化代表処台湾文化センター主催の台湾カルチャーミーティング「台湾妖怪奇譚」で何敬堯氏が話された内容と重なる部分もあり、より台湾の妖怪ブームが理解できたような気がします。
妖怪ブームのきっかけ
2014年頃からブームは始まりました。
当時、国民党政権が中国寄りの法案を強行決定したことによる「ひまわり運動」が起こり、台湾のアイデンティティを見直すきっかけになり、その中に台湾土着の妖怪も含まれていたそうです。
妖怪の他には、レトロな建築や、原住民文化、日本統治時代の文化等々がブームに。
↓台湾妖怪本のはしりの代表的な1冊。
『臺北城裡妖魔跋扈』新日嵯峨子、瀟湘神
この本は、以前参加した原書会で、いまや押しも押されぬ中国ミステリーの翻訳家第一人者になられた稲村文吾さんが紹介されていた本。
まだ未読なのですが、体力ある時(!)に読んでみようと思っています。
妖怪があちこちに!妖怪インクと妖怪CM
小説だけでなく、映画、ドラマ、ミュージカル、CM、ゲーム、イラスト、キャラクターグッズ、文房具まで!
妖怪をイメージしたインク、すごい欲しい~!
(画像はHPから引用)
レンノンツールバー ボトルインク 季節限定色 2022年夏季限定 假鬼假怪(ジャグイ・ジャグァイ)
そして、すごく面白そうだったのは、全聯福利中心というスーパーのCMです!
鬼月の期間に、色々な妖怪が出演するそう。(なんとジェイソンや貞子まで!妖怪違う・・)
今、話題沸騰中の「紅衣女子」ももちろん出演しています。
私も台湾妖怪にどっぷり
なんだかんだと、台湾妖怪関連の本が我が家にも集まっていました。
今は、佐藤春夫の「女誡扇綺譚」を読んでいます。
まだまだ台湾妖怪ブームは私の中で続きそう。
来年は瀟湘神さんの小説を読む予定です!