蜂であることの衿持■ 蜂女の恐怖The Wasp Woman (1959)元モデルで、化粧品会社社長のジャニス・スターリンも、いまや齢40を重ねようとしていた。いつまでも若く美しくありたい。そこに登場するのが、ジーンスロップ博士。彼はローヤルゼリーを原料にした新薬を発明していた。それをスターリン社長に注射したところが、蜂女になってしまう。わが国で“蜂女”といえば当然、これである(右図参照)。黒い毛が全身に生えているだけのチープな WASP WOMAN に比べると、仮面ライダー版“蜂女”の方が、デザイン的にもよほど完成度が高い。しかも、この WASP WOMAN、蜂であることの衿持さえ忘れ、なんと人間の血を吸うのである。製作/監督は、ロジャー・コーマン。また、お前か!!