今回はこいつを変更していきます。
何故キャリパーを変更するのか?
順を追って話します。
①12S化するにあたりフリーをマイクロスプラインの物に変えなければいけない。
②そもそもMTB用のホイールにしたいので変更は必須。
③その時にホイールをセンターロック式にしようと思いやすいディスクを探す
④すると安いディスクは皆6ボルト仕様
⑤ならばホイールは6ボルト仕様にしよう
⑥6ボルトなら安いディスクがあるがどうもナロー仕様
⑦このキャリパーは実はワイド仕様
⑧ディスクはナロー仕様で多分これが原因で鳴きが凄い
⑨ワイド仕様の6ボルトを探すも見つからない
⑩ならば、今回はディスクはそのままでキャリパーをナロー仕様にしよう
と言うわけです。
ナロー仕様のキャリパーにしてしまえば全てのディスクが使えるようになりますもんね。
キャリパーも随分古い物になってますから丁度いいでしょう。
ちなみにキャリパーはBR-M445というノングレードのシマノブランドです。
で、今回購入したのはディオーレグレードの4ピストンタイプ。
前後4ピストンでも良いですが、私はほぼリヤブレーキは使わないのでリヤは安い2ピストンを使用する予定。
オートバイみたいでしょ。
ここで問題になるのはこちらのレバー(マスターシリンダー)。
キャリパーとの互換でいうと対応していません。
特に2ピストンから4ピストンですから押し出し量に心配がありましたが、元々の2ピストンはワイド仕様のでかいピストン。
4ピストンになってもとりあえず大丈夫でしょう。
もし問題あればその時点で交換すればいい事です。
そして、もう一つの問題が実はブレーキホース。
シマノには2種類のホースがあります。
「BH59」「BH90」ですね。
何が違うかと言うと、90の方が高圧タイプ。
外径は一緒ですが、内径が細いようです。
その為高圧タイプでリニアな操作が出来るのかな?
こちらも本当は90が指定されていますが、外径が同じである以上取り付けは可能でしょう。
タッチに不満があれば後から交換してやればいいだけ。
とりあえず、現状のまま進めることにします。
ちょっとピントが外れてしまいましたが、取り外しはキャリパー側のみでいいです。
取り付け時再利用は出来ないので、ほんの少し短くカットし、スリーブ?オリーブ?を新品と交換します。
こんな感じですね。
これが新品のオリーブ。
ここでまた注意。
ホースの内径が違いますから、当然挿入するものもサイズが違います。
90の場合はステンレスカラーで色も違いますが、59タイプはこの銅色。
色が違うので分かりやすいですが気を付けましょうね。
2度と使わないと思っていたJAGWIREの挿入工具。
無くても出来るかもしれませんが、これがあるととても簡単ですよ。
ちなみにホースをカットするわけですから、既にギリギリの長さならこの技は使えません。
諦めて新規購入しましょうね。
後はエア抜きして終了。
見事に鳴きはおさまりました。
そして、懸念していたレバーとホースのイレギュラーセット。
本来はもっとかっちりした効きになるのかもしれませんが、特別不安が出るほどの感じではありません。
街乗りメインなら問題ないかな?
次はリヤを変えましょう。
それでは、また。