2025年6月30日(月)
はじめに
2024年に、岐阜県大垣市で初めての義務教育学校である上石津学園が開学した。上石津地区は、旧養老郡上石津町で平成の大合併で安八郡墨俣町とともに大垣市と合併した地区である。両方とも、大垣市の飛び地となっている。
かって上石津地区には、
牧田小学校・多良小学校・一の瀬小学校・時小学校・上石津中学校
があって、4つの小学校と1つに中学校が統合してできた義務教育学校である。
多くの市町村では少子化によって学校規模が小さくなって維持が難しくなることもあって、行政が指導して義務教育学校を作る場合が多い。しかし上石津学園の場合は、行政指導で学校統合ががなされたわけでなかった。自地区の子どもの教育を考えた場合、小規模校(複式学級がいくつか存在した)では心許ないので、地区の住民が大垣市教育委員会に要望し、教育委員会が実現に向けて努力したわけである。
情報公開決定通知書・却下通知書
小中学校とも比較的統一的な教育活動が行われている大垣市にあって、義務教育学校はどのようなものだろうか?そんな問題意識から、大垣市教育委員会学校教育課に上石津学園の情報公開請求を求めた。その結果が、次のような通知であった。
公開文書に一部部分公開の部分があるが、教職員名の一部と下校時刻と児童生徒が写った写真である。黒塗りになったVETとALTの職員は、大垣市と直接雇用契約がない民間の職員である。大垣市教育委員会は,児童生徒の下校時刻を公開しない。また、児童正値の写真は、肖像権の問題あらである。
また、教員の保持している免許教科については、『上石津学園だより』から推測がつくので問題がない。
公開文書
公開文書を順の掲載いておこう。ここの解説・感想は述べずに、最後のまとめの中で対応する。
まとめ
まず、第一に義務教育学校のひとつの特徴である教科担任制が、Ⅰ部(1年~4年)
から、少しずつ実施されていることである。
第二にそのために、全学年50分授業となっていることである。Ⅰ部の50分授業は、確かに児童にとってはきついかもしれない。しかし、Ⅰ部から徐々に教科担任制を確実に実行するためには、これはやもえないないことである。Ⅱ部(5年~7年)、
Ⅲ部(8年・9年)だけで教職員のやりくりができる各学年2学級以上ある義務教育学校では、Ⅰ部とⅡ部‥Ⅲ部とを別日課表を組むことが可能であるかも知れない。しかし、上石津学園では難しいだろう。
第三に大垣市の小学校で広く実施されている2限目と3時限目の活動は、上石津学園は工夫して実施している。すなわち、前期課程(小学校部分)は2時限目の50分授業の後、『カミタイ」として15分確保している。後期課程(中学校部分)は、2限目を60分授業としてその後の10分休みを確保している。相当工夫していると思う。
義務教育学校である上石津学園は、大垣市の学校と異なる部分も多い。その意味で、義務教育学校の特徴が生かされていると言っていいのかも知れない。





