2026年4月5日(日)
高校生に複素数を教える際に抵抗になるのは、
i²=-1
と言う虚数の定義である。2乗して-1となる数を数式上は確かに考えることが
できるが、そんな数は本当にあるのだろうか?だから嘘の数、「虚数」と呼ぶのだ
が・・・と言っても通じない。こんな疑問は、いつまでも残るのである。
そこでi²=-1と定義しないで、別の方法で複素数を構成することでi²=-1を
定理として導いた方がわかりやすい。そんな自然な発想が生まれる。そのひとつが
ハミルトンによる多元数を用いた複素数構成法 (2023年8月23日)
である。もう一つが、ある2次正方行列を用いて複素数を構成する方法である。今
回は、後者の方法を紹介したい。何れの方法でも、自然にi²=-1を定理として導
くことができる。
