2025年5月18日(日)
放送大学の印刷教材
大西仁『問題解決の数理’21』(放送大学教育振興会)
は、情報コースの専門科目である。放送大学による講義概要には、次のように述べられている。
【講義概要】
本講義では、主に決定問題を救理モデルを用いて解く方法を解説する。問題の目的や制約条件を数理モデルで定式化することにより、計算機に問題を解かせることが可能になり、手計算では解けない複雑な問題でも解けるようになる。決定問題は、工学のみならず、日常生活、経営、行政等のあらゆる場面に現れる。実用レベルの問題は計算機で解く必要があり、そのためのソフトウェアも普及していることから、解法の数字的詳細より、具体的な問題を簡単な数式により定式化することに重点をおく。
講義内容は、以下の通りになっている。番号は、章番号である。
➀線型最適法(1) ➁線型最適法(2) ③ネットワーク最適化法
④スケジューリング ⑤在庫管理 ⑥階層分析法:主観と勘を有効活用す
る意思決定 ⑦ゲーム理論:強調と競合の数理(1)
⑧ゲーム理論:強調と競合の数理(2) ⑨統計的決定:不確実状況下での決定
⑩問題の状態空間モデルと探索 ⑪待ち行列理論:待ちの数理
⑫非線型最適化法 ⑬統計モデル ⑭組み合わせ最適化法
⑮メタヒューリスティクス
私自身、全く知らない項目が並ぶ。上の講義内容で、私がその内容に関心があるのは、➀➁③⑦⑧⑪である。⑦⑧のゲーム理論については、私は2回程学習したが、挫折している。時間があれば、この印刷教材で再び学習したい。
今回とりあげるのは、⑪の待ち行列の理論である。定式化されているので深い理論は別として問題解決には役立つであろう。1台のATMを利用する場合が想定されている。

