2025年2月18日(火)
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算数での速さ・時間・距離の問題 ~2025年度早稲田実業学校中等部入試問題を中学数学として解く
(2025年2月14日)
では、中学校入試問題で対象は小学生であった。しかし、(解法)は中学数学の連立方程式を用いた。今回は、
中学2年生で習う平行四辺形の性質に関する問題である。
平行四辺形を
(定義)2組の辺が平行である四角形を平行四辺形という
と定義すると、次の命題はすべて定義と同値である。
(命題1)平行四辺形は、1組の辺が平行で長さが等しい
(命題2)平行四辺形は、2組の辺の長さがそれぞれ等しい
(命題3)平行四辺形は、2つの対角線の長さをお互いに2等分する。
中学生には難しいが、定義を含めて4つの命題がすべて同値ならば、その何れを定義にしてもかまわない。
中学数学では現在無限集合を扱わない。ひし形・長方形・正方形は何れも平行四辺形をその図形に置き換えれ
ば、すべて成立する。きちんと証明しない(証明は簡単である)が、ひし形・長方形・正方形は平行四辺形の部
分集合である。したがって、平行四辺形で成り立つ定理は、ひし形・長方形・正方形についても成立する。
ブログの問題の本質は、中点連結定理の利用である。その中点連結定理が適用できるようにするために、2本
の補助線が必要である。初等幾何学での図形の問題の証明には、どこに補助線を引くかが鍵になる。

ちょっと休息
(1)2月16日(日)のFacebook投稿より
今日の午後は、裏庭に1本だけある甘夏の実をとりました。普段は12月中に収穫するのが普通ですが、
今年は今までほっておきました。