2024年9月26日(木)

 

  三角関数の合成と三角不等式を解くお茶の水女子大学文教育学部等の入試問題を取りあげて見た。

 小問(1)の三角関数の合成は、加法定理を使う。一般に  

    a sin x  +b cos x=A sin(x+θ)

と合成したとき、A=√(a²+b²)であるが、θは本問のように数値で求まるとは限らない。なお、小問(1)は小問

(2)の三角不等式を解くのに利用するための誘導となっている。

  小問(2)の三角不等式は、積の形に直すことで解く基本的な問題である。PQ<0のとき、

    p>0かつQ<0   または  p<0かつQ>0

と、場合分けして解いていく基本的な問題である。 

 小問(2)については、本にあった別解をあげた。

 

 

 

 

ちょっと休息

(1)9月24日(火)のFacebook投稿投稿より 

学びの記録

 今日は、岐阜学習センターに出かけた。7時35分頃家を出て、ちょうど1時間後に到着した。

 9時過ぎに視聴覚スペースに入室しました。まずはじめに『教育社会学概論‘19』の第10章「教育政策―自由と平等のはざまで―」を視聴しました。私の最も関心のある教育行政学に関する内容でしたので、時間を忘れて聞きました。政治と教育は密接な関係があると言うことを抑えた後、臨教審教育基本法の改正など政治の教育への働

きかけなどの歴史を学びました。特に戦後9回出された学習指導要領の変遷は、興味深かったです。その変遷に、政治の気配が感じられることは、言うまでもないことです。考えさせられる章でした。

 10時15分頃に、いったん休息して10時30分に再入室しました。まず11時20分頃まで、

  岡本梨奈著「眠れないほど面白い『枕草子』」(三笠書房)

のはじめの方を読んで時間を費やしました。

 学生控え室でコンビニ弁当で昼食をとった後、12時前には再度視聴覚スペースに入室しました。枕草子をじっくり学ぼうと思い、『枕草子の世界’23』の第1章「『枕草子』をどう読むか」を精読しました。島内先生は、北村季吟『枕草子春曙抄』を重要視されています。これは枕草子が広く読まれるようになったのは、江戸時代のこの本がきっかけになったからです。それ以前は、枕草子の注釈書は皆無でした。それと、松尾芭蕉与謝蕪村などの江戸時代の俳人、明治以降に樋口一葉与謝野晶子等が『枕草子春曙抄』で枕草子を読んできたからです。枕草子の写本にはいろいろな種類がありますが、『枕草子春曙抄』は『能因本』系統に近いと言われています。現在出版されている諸本は、ほぼ例外なく「三巻本」系統の本文です。両者に、本文において大きな違いがあります。島内先生が重視されているもうひとつの枕草子の読み方は、連続読みです。これについては、省略します。

 第1章の印刷教材を精読した後、放送授業を改めて聴講しました。2回目になります。

 学習を終えて、学生控え室で物理サークルのメンバーと歓談した後、14時少し前に学習センターを出ました。

※ 今度学習センターに出かけるのは、サークルがある9月27日(金)です。