2023年10月6日(金)

 

 ここしばらく、次のように物理学に関する振り子の周期について述べてきた。

  単振り子の周期を求める公式 ~第一種楕円積分の応用 

                 (2023年9月28日)

  単振り子の周期 ~近似式としてのガリレオの公式の導出

                 (2023年10月2日)

 せっかくであるから、円錐振り子の周期について触れておこう。

 円錐振り子とは、天井の1点を固定した点にひもにおもりをつるした振り子を結び、適当な初速度を与えて円運動をさせたものである。おもりが受ける空気抵抗は、考えない。また、ひもは伸び縮みしないものとし、おもり(質点)は同一編面上を運動するものとする。おもりの運動は円運動であるので、円運動の知識も必要になる。

 

 なお、本ブログも以前のブログ「身勝手な主張」(閉鎖)に相当以前に掲載したものをそのまま利用させていただいた。本文の最後に掲載した参考本は、相当古くなった。もっとも、物理学や数学の本は、出版年度が古くても価値が失われることはほとんどない。ただ、入手が困難になる。

 現在私が主に利用している物理学(力学の領域)の本は、

  放送大学の印刷教材

   岸根順一郎・松井哲夫『初歩からの物理'22』(放送大学教育振興会)

   岸根順一郎・松井哲夫『物理の世界'17』(放送大学教育振興会)

   岸根順一郎・松井哲夫『力と運動の物理'19』(放送大学教育振興会)

      高校物理

   数研出版教科書『物理基礎』(2021年度版)

   数研出版教科書『物理』(2022年度版)

である。追加させていただく。