イギリスの総選挙で保守党が大敗し、労働党が政権を14年ぶりに奪回したことが今日の一番のニュースです。

 

保守党の大敗により、閣僚メンバーからも落選者が出ました。前首相のLiz Trussも落選しました。彼女はトランプが大統領の方が世界は安定するなどと発言していました。

 

スナク首相は直ちに会見を行いました。自分が頑張ってきたこと、政権が支持層の期待に応えられなかったことを申し訳なく思うこと、労働党に対してはエールを送ったことなどが印象に残りました。スムーズな政権移行とはこうしたことを指すのです。

 

選挙に負けるとthe election was stolenなどと言い、ホワイトハウスからなかなか出て行こうとしなかったどこかの国の誰かとは大違いです。どこかの国の誰かは、スムーズな政権交代を妨げ、1月6日の暴徒の議会襲撃を扇動しました。34もの罪状で有罪判決を受けたconvicted felonですが、大統領選の候補者になっています。

 

労働党政権、スターマー新首相が、どのような変革を行い、成果をあげるのかはこれからです。国民は静かに注意深く見守っています。イギリス政治とどこかの国の政治とはずいぶん違うことを実感しています。