今日は夏本番といった感じの1日でした。一歩外に出ると、全身が熱に覆われるような感じでした。まだまだ体が暑さに馴染んでいないので注意が必要です。この暑さの中で仕事をしている現役の人たちは大変だろうなあと思っています。

 

でも考えてみると、私は現役の頃、暑いから大変だとはあまり思わなかったような気がします。退職して時間ができた今、以前より体調に注意を払い、暑さや寒さに敏感になりました。暇だからいろいろ考えちゃうんですよね。実際、年齢のせいで今までと同じような頑張りがきかなくなった自覚があるので、余計に暑さ対策に関心が向いているのだと思います。

 

この間、New York Timesを読んでいたら、暑さが脳にどのような影響を及ぼすかと言うような内容の記事がありました。暑いと勉強にも力が入らなくなり、テストを受けても点数が悪くなるのは何故か。血液など脳が持っている資源は、体を暑さに対応させることに使われ、それ以外に回らなくなるらしいのです。

 

なるほど。

 

昔から暑い夏や暑い国からは良いアイデア、優れた研究は生まれないのではないかと思ったものですが、あながち間違いではなさそうです。

 

今から35年くらい前、私が最初に教えた大学の研究室にはエアコンなどありませんでした。夏は大学に来ないで自宅に居ろということだったのでしょうか。劣悪な環境でした。大袈裟ですがよくあの時代を生き延びたものだと思います。

 

今はエアコンを賢く使って快適に暮らせる時代です。健康に関する情報も氾濫しています。結局大事なのは食べ物かもしれません。旬のものを食べること。ほぼ日手帳によると、6月だったらトマト、とうもろこし、しそ、あゆ、さくらんぼだそうです。とうもろこしは大好物です。さくらんぼは先日届いた紅秀峰1kgを毎日食べて至福の時間を過ごしています。ほとんど食べ尽くしたという感じです。

 

好きなことをやって毎日暮らせることに感謝し、無事一日を終えることができる幸せなんて、現役の頃は無縁の感情でした。今は何て贅沢な暮らしをしているんだろうと思います。お金はありませんけれどね。